9.五歳、冒険者となる。
こうして校長室に呼び出された俺は「入学式を壊した主席」として名を知らしめることとなる。
“いやー散々怒られたね…“
“そうだな“
“あ!そういえば天井直すの忘れてた。“
“ほう、直すのか。それならいい素材を知っているぞ、上天下山に登れ。“
“素材?いい土とかか?“
“ついてからのお楽しみだな。“
こうして行ってみたのはよかったのだが…
「ん?あぁここは冒険者にならないと入れないよ。なにしろきけ…」
“くそ、完全に失念していた。“
“冒険者、か。どうやったらなれるんだ?“
“街の真ん中ら辺にあるギルドというのに行き、試験に合格したらなれるはずだぞ。“
“また試験か…まぁ前のは実質試験ではなかったし、今すぐ行くか。“
善は急げとばかり走り…着いた。
「ここがギルドか…うちの屋敷と同じくらいでかいな…よしはいるか。」
カランカランとドアの鈴が鳴る。ひぇーみんなムキムキだな…魔法が使える人が少ないのだろうか。
“ん?あれかな?“
“そうだ、あそこの新規受付の所だ。“
「すみません、冒険者登録したいんですけど…」
「?!…わ、わかりました。では冒険者について説明をしますね。」
「はい、お願いします。」
「冒険者になると、なった時にもらえる冒険者cardで身分が証明される代わりに、強力な敵が現れた時に国から呼ばれた場合参加する義務があります。」
“そんなデメリットがあるのか…あとカードの発音だけ無駄に良いな。”
「そして冒険者cardを提示すると一部のお店では無料でサービスを受けることができます。そしてランクが上がっていくごとに無料でサービスを受けれるところが広がります。」
“無料!良い響きだな。早めにランク上げしたいな…”
「そしてランクは・十・、・百・、・千・、・万・、・億・、・不可説不可説転・の順番となっており、それぞれ かけ出し、初心者、中級者、上級者、ベテラン、伝説・神話級 となっております。」
“億から不可説不可説転は数字飛びすぎだろう…”
(※不可説不可説転とは無量大数よりも上ですごーいでかい数字のことだよ。)
「以上になります。」
「依頼の紙にランク書いてありますけど自分よりも上のランクのものを受けても大丈夫なのですか?」
「はい、問題はありません。ただ失敗するとお金を払わないといけないのでご注意ください。」
「わかりました。」
「では次に試験について説明します。冒険者になるためには試験を受けることが必要です。試験を受ける方法は二つあります。①試験監督と戦う。尚勝たなくてはいけないわけではなく、実力を見せるだけで良いです。
②クエストを一個クリアすることです。これは受けるクエストによって合格の難易度が変わるので自分に合ったクエストを選ぶようにしましょう。」
「わかりました。では②でお願いします。」
「了解しました。こちら仮の身分となる冒険者card(・十・)です。明後日までしか効力が持たないのでお気をつけください。」
「ありがとうございます。では行ってきます。」
“なんで②を選択したんだ?“
“いやワンチャン試験と目的同時に達成できるかな〜と思って。“
“お〜そういうことなら真ん中にあるクエストを取れ。”
“はいよ“
この時詳しくこのクエストについて見ていれば結果はあんなことにはならなかったのかもしれない。




