6.俺は、やってねぇ!
“学院の中庭に着地した俺、そして燃え盛る草花…“
“いや、そんなこと言ってる暇あったら火消せよ“
そう、着地することまではよかったのだ。問題は足が燃えていたことだ。そして雑草に燃え移って今に至る。そう、俺は悪くない。雑草が悪いのだ。
“いや炎自爆魔法を選択したお前が悪い。“
“…まぁおいといて、『初級水自爆魔法《全身》大爆発』っと“
“火消えたな。“
“そして、『蘇生魔法』で復活と!“
“…本当に蘇生魔法覚えておいてよかったな“
「なんだ、お前は!侵入者か?」
「いえ俺は今日から入学することになったアクト・オルモストというものなんですが」
「そうか、なら学生証を出してみろ」
「学生証って?」
「やっぱり学生じゃないな。侵入者め、○○して○○○○して○○○○○○○○○○してやる!!」
規制が多い…
「そういうあなたは誰なんですか?」
「お、俺はだな…」
「む、少年お手柄だ!」
いきなり大人の男の人が空から降って来た。まぁ俺とはちがって燃えてはなかったが。
「ちっ、見つかったか…」
「へ?」
「こいつ、侵入者だ。女子更衣室のドアの鍵穴にガムを貼り付けて中に入れなくして逃走した。」
いや何やってんだよ…というかお前が侵入者なんじゃねぇか…
「ところで少年は生徒か?」
「はい、今日からその予定で、アクト・オルモストというんですが…」
「おぉ話は聞いているよ、主席君」
「学生証ってどこでもらえます?」
「入口でもらえなかったか?」
「なにぶん入口から入って来てないもので」
「……そうか、」
なんであんたが引いてるんだよ!あんたも空から落ちて来ただろ!
「では取りに行ってきます」
「まて、ここらへんの草がなくなっているのだが、何か知らないか?」
「え、あ、し、知りませんよ」
「そうか、では行ってきていいぞ。ボソボソ 後で見つけてお礼を言わなくてはな。」
“危なかった…“
“嘘ついてよかったのか?”
“いや嘘はついてない。俺が燃やしたわけではなく、火が燃やしたのだから。“
“…屁理屈だな“
“失礼だな。言い訳だよ。“
“どっちもダメだよ!“
“ところでさ…入口ってどこ?“
“はい?“




