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言葉の意味  作者: 言葉の本
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正義と罪 と善悪

人は考える。

本が落ちていた。

そう、一冊の本が……。

傍に男がいた。

男は本を手に取り開いた。

そして男は本を読みこう語る……。




「正義とはなにか。」

「人は言う正義とは善であると。」

「正義の反対は悪であると。」

「だが、本当にそうだろうか?」

「いや違う。」

「正義とは善であり、悪なのだ。

それは罪にも言えることだ。」

「正義の反対とは罪なのだ。」

「では善とは、悪とはなにか。」

「正義とは、罪とはなにか。」

「善とは他を助けること。」

「悪とは他を傷つけること。」

「正義とは多数が認めたもの。」

「罪とは多数に認められなかったもの。」

「人は生き続ける限り他を助け、傷つける。

善人であり悪人なのだ。」

「人は他に認められるために他を助け続け。

他を認められないがために他を傷つけ続ける。」

「それを多くのものが認めた時、人は英雄と呼ばれ、

認められなかったときは罪人と呼ばれるのだ。」




男はそこで言葉を切り本を閉じる。

そしてそのまま本を持ちそのままその場を去っていった。

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