私の家の隣に幼女が越してきた(ただしどこかずれているものとする)
文章力!…練習あるのみですね
今日で一人暮らしを始めてちょうど一年。私もこれから高校2年生。
…なんだけど、引きこもりだからだから関係ないね。
さて、一人暮らし一年の記念にささやかなパーティーでも――
ドンドン!
ん?宅配便かな?はーい、なんでしょう!
「こんばんは」
女の子…?あらかわいい。
アニメやゲームで出てくるような容姿だ。
小学3,4年くらいかな。
こちらが驚いて黙っているといきなり大声を出してきた。
「こんばんは!!!!」
耳が痛い。
「はい、こんばんは。どちら様で?」
「藍沢るり…です」
「るりちゃん…可愛い名前だね。私は赤穂米椛。何しに来たのかな?」
かがんで目線を合わせる。きれいな顔だな……うらやましい。
「お引越ししてきました。」
「どこに?」
るりちゃんが指さした先は――お隣かぁ
「ということは…引っ越しの挨拶かな」
「はい、これ――つまらないものですが」
そう言って今まで後ろ手に抱えていたものを差し出してくる。
―――これは、ラバーカップ?
※説明しよう!ラバーカップとは、トイレのつまり取りに便利な、カポカポするあれである!
無表情から繰り出されるつまらないボケに、頬がひきつる
「普通はこういう時はお菓子とか洗剤とかだと思うな」
「そうなのですか?ごめんなさい。世俗に疎いもので…」
仙人かなにかかな?
そこで気づく。この子、親が見当たらない。
「ねぇ、お父さんかお母さんはいないのかな?」
「親は…ここにはいません」
明確な拒絶を感じる。…初対面で踏み込むことじゃなかったかな?ちょっと反省。
「じゃあ、これからよろしくお願いします」
「あっ…」
行っちゃった。
「とりあえず…」このラバーカップをどうするか考えないとね。
気を取りなおしてパーティーを始めようかな。
今日のメインは唐揚げだ。大好きなんだよね、唐揚げ。
ドンガラガッシャーン!!!!
「今の…隣?何があったんだろう」
ドアをノックする。どったんばったん音が聞こえて、しばらくするとがちゃりと扉が開く。
「すごい音がきこえたけど大丈夫?」
「大丈夫…です。すみません。うるさくしてしまって」
「るりちゃん一人だと難しいこともあるかもだし、頼ってくれてもいいんだよ」
「じゃあ…」
「なるほど…調理台に手が届かなかったのか…それでつま先立ちして転んだと…」
「はい…なにか台のようなものを貸してくれませんか?」
ここで台を貸すのは簡単だけど、そうするとこの子は一人でこの部屋で…
部屋を見渡す。極端にものが少ない。
引っ越したばかりだからかと思ったけど、段ボールも1つ2つしかない。
何か、こう…放っておけない。
「とりあえず今日は家でごはん食べよっか」
「でも、いきなりわるいです」
「いいからいいから。ちょうど今日は多めに作ってたんだよね」
「…分かりました。お世話になります」
あれ?何か忘れてるような…あっ!
「…ごめん、ちょっと待っててくれる?部屋を片付けてくるから」
「わかりました」
急いで部屋のポスターとかエロゲなんかを片付けていく。
―ロリもののコレクションを。
そう、何を隠そう私はロリコンなのだ。
…いや、ほっとけなかったのは本当だよ?
ただまぁ、うん、見せられないよね。
「もう大丈夫!遅くなってごめんね?ごはんにしよっか」
「はい、お世話になります」
目の前で唐揚げをほおばるるりちゃん…可愛いなぁ。
「…赤穂さん?大丈夫ですか?」
はっ、危ないトリップしてた。
…この調子で…大丈夫かな。
「るりちゃんはかわいいなぁ…と思ってね」
「えっ、なっ、そんなこと言われても困ります…」
顔が赤い…これは脈ありかな?(笑)
まぁ冗談はともかく…私は一人ぼっちのるりちゃんを放っておけない。
親がいないなら親代わりになろう。るりちゃんが友達を求めるなら私たちは友達だ。
私もずっと一人だったし……一人ぼっちのロリなんて見たくないからね!
こうしてロリコンの私の家の隣にロリが越してきたわけだが…あんなに長いお付き合いになるとは、このときはまだ想像もしていなかったのである。
連載はいつか絶対しますが評価によっていつ頃から連載するかモチベが変わるので、続きが見たいと思ってくださったらぜひ評価、感想等お願いします。最悪しばらく温めときます。