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好きすぎて吐きそうになった。

好きすぎて壊れてダメになりそう。


「そういうとこが嫌い。」



彼氏に振られた。

泣きすぎて顔がひどくて、今日は一日中外に出られないな、なんてどこか遠くで思う。

お腹が痛くてしょうがなくて何もないフローリングでのたうち回っている。


別れよう、と告げられてすっと血が体全体から引いていく感じが消えない。

あ、あたしってこんなにあの人のこと好きだったんだ、って再確認してそんなことわかったって今更意味ないよって誰かが囁いた。


だってこんなに好きだって思った人と付き合えたのに、付き合っていく中でどんどん好きになっていくのに、あの人の心が離れていくのが肌で感じられて、でもそうだと思いたくなくて、つなぎとめたくて、好きで、好きでたまらなくなって。


なんとなくこの辺でブレーキをかけたほうがいいんだろうなというタイミングはあった。でもそこで踏み逃してあ、あたし今やばい、っていう瞬間も警告もどんどん薄れていって、どうしても別れたくないって、それだけ、それだけで。


吐きそうだった。好きすぎて、報われなくて、こんなに好きなのに、離れてくばっかで、ずっと腹痛に悩まされて、胃腸薬が手放せなくなったのはいつだったっけ、忘れた、もう、もう、効かないかもしれないじゃないか、君のせいだ。


あたしは、君にこんなにも尽くしたのに。


君があたしにくれたものは腹痛だけだった、それだけが残った。


苦しい思いまでしてなんで彼が良かったのかなんかもう思い出せない。

でも彼じゃなきゃダメだった。


「あたしの、何がダメだったの、治すから、そばにいてほしい」


彼は、一つだけ、でも大きくため息をついた。


「そういうとこが、嫌い。」

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