第一章ー弐
「お前、総合戦闘技術試験って知ってるか?」
「...それが、どうかしたのか?」
しまった、ついしゃべってしまった。
「おまえ、皆伝レベル持ってるだろ。」
「...なぜわかる?」
「やっぱり。紋章見えたしな、そんぐらいのことはわかるよ」
「ということは、お前もか?」
「そうだ。ほれ、紋章」
そこには、漢字で「魔」という字。
その漢字がほしのなかにあって、周りに大きい星が1つと、小さい星が1つ。
...こいつも、皆伝レベルか。
「お前も、か...成程、すごいやつだってことは理解できた。」
「わかればいいんだ」
「しかし、まだ疑問がある。なぜ、お前は俺たちをここに連れてきた?」
「ああ、そのことなんだが...」
「実はな、俺のチームに入ってほしいんだ」
「...チーム?」
「ああ、俺ら、『紺猫』ってチ-ム組んでるんだ。それに、入ってくれないか?」
「...まぁ、おれはいいが...」
「...が?」
「妹がなんていうか...」
「そうだ、お前なんていう名前だ?」
「...ああ、俺?俺は潤谷 ゆうき(しゅんとと同様。後漢字で春屠、融規とします)。んで、妹の玖蘭がなんていうかわからんのやけど...」
「あ、それは大丈夫。さっき承諾したみたいだから」
「...........」
「あれ、融規?おい、だいじょうぶか?」
「...ああ、失礼。少々気を失ってた」
「大丈夫か」
「それより、玖蘭で大丈夫か?」
「...さては、おまえわかってないな?」
「はあ?」
「おまえ、妹さんに回復能力あるの知らないのか?」
「えっ、そうだったのか?」
「やっぱりわかってなかったか。」
「しゃーねーだろ、学校もろくに行ってないんだから...。」
「学校で習うレベルじゃないと思うが...。まぁ、そんなわけでこれからよろしくな、融規」
「ああ、...よろしく、春屠。」
...これが、『初めての仲間との出会い』だった。
どうもーKANGWAですー。そろそろ春休みですね。かといって投稿ペースは上がらないのでご注意を。
(パソコン触る時間なくて...)