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猫人  作者: KANGWA及びCurry and rice
ヨーロピアン(+優介と辰也)編
17/38

第四章ー伍

「う~ん、遅ぇなぁ」

奇襲開始予定時刻から1時間が経過した。

そろそろ連絡が来ると思うのだが。

「来ねぇ...」

何か不具合でも起きたのか? としか考えられない。

「どうした?」

「春屠...二人から連絡が来ねぇ」

「ん...?そりゃおかしいな」

「二人の身に何かあったんだろうか」

「まあまて、焦るな。正面突破は1時間後、それまでのんびり待とう」

「...」

無事でいりゃあいいが...


「まだですか~優介さん~」

「そうグダグダ言うな」

「だってなんでこんなところに入ったんですか~感触が気持ち悪いだけ、うおっ!」

「どうした?」

「いや、でかいネズミがいたんで...」

「まったく。気をつけろ。もうすぐ広いところに出る」

「本当ですかあ?かれこれ1時間...」

「しっ」

ようやく広いところに出た。そこにいたのは...

「「九蘭さん!!」」

「よ、ようやく来てくれた...」

「大丈夫ですか?」

「私は大丈夫だけど...壮人は?」

「正門突破側に配置してますが...」

「...馬鹿」

「?どうしました?」

「ううん、なんでもない。」

...?何かあったのだろうか?

とにもかくにも、俺たちは戻ることにした。

「えぇ...またあのドロドロなとこ通るんですか...」

「なわけないだろう、上を見ろ」

「へ?」

「一部分だけ円形に穴が開いているじゃあないか」

「なるほど...と言いたいところですが...」

「?」

「私と優介さんはいいでしょう。九蘭さん、届きます?あれ」

「うん、絶対無理」

そうか、そうだった...

あの穴までは3m。

俺と辰也なら届くが、九蘭さんは届かない...

「どうすっかな...」

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