第四章ー肆
「隙を見て...いいな?」
「はい」
凸隊はもともと奇襲が得意だった俺たちの手にゆだねられた。
そして、現在城内である。
「...?」
「どうした?」
「上に何やら人の気配が...」
「!!!」
しまった!
前と後ろに人に気配が。
しかも、その量が尋常ではない。
数百人ほどはいそうである。
しかし、今回の目的は王の首と九蘭さんの奪還。
いちいちこんなのと戦っては、夜が明けてしまう。
できるだけ戦いたくはない。
「下がっててください!」
「何...」
-超閃光弾CC-
「なっ...」
「目が、目があああああ!!」
「さっ、行きましょう!」
「お、おう」
流石辰也。機転の利きは天下一だ。
「ここか...?違うな」
あれから数十分。いまだ二人は見つかっていない。
「う~ん、どこにもいませんね」
「...となると...」
「はい?」
「いたぞ!奴らが!」
「よ~し、ここであったが百年目!覚悟せい!」
「しまった!早く逃げましょう!」
「おい!」
「はい?」
「いいからついてこい!二人の居場所が分かった!」
「え?ホントですか?」
「多分あそこしかない!時間がねぇ、急ぐぞ!」
「はっ、はい!」
はてさて、二人はどこへいるのやら。
どうも、KANGWAです。生きてます。
遅れて申し訳ございません。最近受験やらなんやらが忙しくて...