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なぜか混ざる水と油のゆりっぷる  作者: 壊れ始めたラジオ
それぞれの空間〜Give me your voice!〜
7/30

自「ルームメイト×M=ベストマッチ!」

 説明しよう。

 前々回、前回と同じ時間の話である。


「わかったわ! ありがとうピンクマ!」


 意気揚々と、少女……秋村柑奈あきむらかんなは、通話を切った。


「……はぁ、またピンクマに相談しちゃった…………」


 しかし数秒前とはうって変わり、その声にはため息が含まれていた。


「……理子りこの実況動画を観ていたら声が聞きたくなっただけなのに、アタシったらすぐに怒って、結局……理子りこ本人と話してないじゃない……」






『朝だベアー! 朝だベアー! 朝だベアー! 朝だベアー! 朝だベアー! ……おい、そろそろ起きろ、遅刻するぞ。……おい、そろそろ起きろ、遅刻するぞ。……おい、そろそろ起きろ、遅刻するぞ。時計を見てみなさい。もうこんな時間よ? 時計を見てみなさい。もうこんな時間よ? 時計を見てみなさい。もうこんな時間よ? 時計を見てみなさい。もうこんな時間よ?』

「わわっ!」


 勉強机に顔を伏せていた彼女の背後から、大音量で何かが鳴り響いた。そしてそののちに、少女の慌てる声が。


「……もう、なにやってるのよまつり

「ごめんごめん。ちょっとあきむぅの目覚まし時計弄ったら鳴っちゃって。……っていうか、また新しいの録音してもらったの? 網橋あみはし先輩に」

「うっ……! い、いいでしょそれくらい!」


 少女の名は、粟飯原祭あいはらまつり。星花女子学園の桜花寮に住まう秋村柑奈あきむらかんなのルームメイトであり、そして……。


「ふーん……」

「は、早くそれを返しなさい!」

「えー」

「いいから」

「……やだって言ったら?」

「蹴るわよ」

「やったー!」


 生粋の「M」というやつである。


「あぁまたまつりの罠に……」

「は・や・く! は・や・く!」

「ぶっ飛ばすわよ」

「じゃあそれも追加で」

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