小さな幸せ
~小さな幸せ~
自然と頬が緩む
もちろん優の事
優と付き合えるなんて思っても見なかった
裕香も付き合ってなかったみたいだし
大河も許してくれたし
私は今世界で一番サイコーかもしれない
私はベッドで寝が入りを何度もうった
寝れないな
私はそう思いながらもうとうと眠りについていた
「おっはよー」
私は今までの無い最高の笑顔でそう言った
「お前、キモイ」
優に冷たい声でそういわれた
いつもの優に戻っちゃった
私はため息を付きながらも優の手を握った
「っ・・・!!」
優がびっくりした顔で私を見下ろしてくる
こんなに身長高かったけ?
優の顔の位置はいつもより高くなってる気がした
男の子なんだな
私はしみじみそう感じた
「何?!」
優が素っ気無い声でそう言ったけど口は笑っていた
「身長伸びた・・?」
「うーん結構・・・178センチかな」
「へぇー」
「お前はチビだな!!160ちょとだろ?」
優が私をからかう様にそう言った
「へへっ16.2センチですぅー」
私は胸を張ってそう言った
「変わりねーじゃん」
優がフッと笑って見せた
私はこの優の笑顔が大好きだった
すッごく大好きだった
その笑顔を見たらどんな時でも落ち着く
心がゆったりする
上手く説明できないけど私は優の笑顔が好きだった
私にしか見せないその笑顔
私にだけ心を開いてくれているのかな・・・?
私はそう考えると自然に頬が緩んだ
「お前っ・・・一人でニヤニヤするなよっ!」
優があきれた顔でそういって来た
「してないもんっ!」
「嘘付けぇー」
優が私の耳をつねってそう言った
「痛いー」
「白状しろっ」
「もぅ優ー」
私と優はイチャイチャ?しながらも登校した
私はこの幸せがずっと続くと思っていた
永遠に
永遠に
でもそれは違った
違ったんだよ・・?
そう、二人のすれ違い
どっちが悪かった?
優?
それとも私?
私でしょ・・・?
私は自らこの時間を削ってしまった
優はずっと私を見てくれてるって勘違いしていた
人の気持ちは変わる
変わるんだよ
優は私のものと独占していたのかもしれない
だから
だから
あんな事が起こってしまった
気が付いたらもう優は私の事を見てくれてなかった
後悔している
後悔しているなんて言葉でかたずけられないくらい・・・
優
あんな事を二度と繰りかえさない
だから私のところへ戻ってきて・・・?
お願い
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