表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/26

ダイエット

~ダイエット~


楽しい一時ははっというまに過ぎていった

何で楽しい時間こそあっという間に過ぎていくのだろう

私はお風呂のお湯につかりながら考えていた

バッシャッ・・・

私はお湯から出た

ふと鏡を見た

「・・・!!」

私は驚いた

「ニキビだ・・・!!」

そうニキビが出来ていたのだ

大きなニキビが鼻のお山に

大河気づきていたかな

たちまち不安になった

私は素早く体を拭き体重計に乗った

「・・!!」

私は言葉を失った

「45kg・・・?!」

立ちくらみがする

こんな体重でビキニなんか来て大丈夫だったの私

自分の体を良く見ると結構お肉が付いているのが分かる

「・・・・」

大河ガッカリしちゃっただろうなぁ・・・

いつも42キロ台でキープしているつもりだったが・・・

最近は幸せ太りかな

などとも思う

身長160㎝ではまだというよりかなりの痩せ型体質だ

いつも体重測定のときには先生に

「ご飯を食べてる??」

などとも聞かれる

でもみんなと並んだらちょっと細いくらい

みんな細いから・・・

でも今の私はみんなより太いかもしれない・・・

なんだか満足間が得られなかった

よし!!

「ダイエットするぞ!!」

私は決心した

絶対に42キロ台を取り戻してやるぅ




ダイエットをしながらも時間は進んでいく

時間と言う物は止まることは無いのだから・・・・

「はぁ・・・」

深いため息を付いた

なかなか痩せれない

太るのは簡単なのにどうして痩せるのは難しいの?

私は誰かに問いかけた

「おい!!聞いてるか芽衣!!」

「はっはい・・・!」

私はびっくりして起き上がった

そうだ

ここ学校だった

さっきからずっと上の空だった見たい・・・

「顔色悪いけど・・・」

帰り大河にそう言われた

「えっ・・・!!そんな事無いって・・・・」

私は笑顔を作りそう言った

「そう?」

「そうなの!!」

大河はホント優しい

だケド・・・

私は満足できなかった所があった

それはどこ?

分からない・・・

最近食べ物を食べていない

今日だって朝ごはんなし

2日水以外何も食べていない

それはさすがに疲れた

体にも大きな負担になっている

あっ・・・

ヤバィ

立ちくらみがした

「っ・・・!!」

バタン・・・・

「芽衣!!」

大河の声が聞こえた




「・・・い!!芽衣!!」

大河の声・・・

「はっ・・・」

私は急いでベッドから飛び起きた

白いベッド

ここは?

「病院」

私の心の声を聞いたように大河がそう答えた

「私どうしちゃったの?!」

私は大河の腕をしっかりつかみそう言った

「倒れたんだ・・・急に・・・それで救急車で運んでもらった」

大河は俯いて答えた

「そうだったんだ・・・」

・・・

大河・・・

泣いてる?

大河の目元がかすかに光って見えたのは気のせい??

「芽衣・・・優とメールやり取りしてんのか?」

大河が突然そう言った

「えぇー何で?!してないよ」

うん

もちろんしてない

これはホント

「嘘付くな・・・さっき優からメール着て『芽衣倒れてない??最近具合悪そうだから・・・無理なダイエットでもしてんのかな』って・・・・ダイエットしてたの?」

「え・・うん・・・だって・・・このままじゃ大河に嫌われちゃうもん!!」

私はそう言った

「ばかっ!!俺は芽衣の外見が好きじゃなくて、中身がすきなんだ!!そりゃぁ外見も好きだけど・・・芽衣が少し太ったって別に気にしてない」

「・・・・」

「芽衣・・・俺をそう言う男って思ってたのか?!」

大河が不安そうにそう言った

「ちっちがうよぉ・・・」

私の目に涙があふれてきた

大河・・・

何か怖いよ

「悔しいんだ・・・」

「えっ?!」

「俺が一番芽衣の事知ってるつもりだったのに・・・優の方が芽衣の事しってるじゃん・・・何か俺って情け無い・・・」

「情けなくなんかない!!大河は私にとって・・・大切な王子様だもんっそりゃぁ優の事だって大好きだけど・・・大河なんてもっと好き!!」

私はそう言って大河に抱きついた

「俺も・・・愛してる・・・」

大河が私を強く強く抱きしめながらそう言った

「ぶっ・・・www」

「何がおかしんだよ?!」

「愛してるってぇー何か変」

私はくすくす笑いながらそう言った

「くそぉー」

大河は起こってるみたいだけど顔はすごく笑顔

「私も愛してるー」

私はそう言って大河の顔に顔を近づけた

「俺もぉー・・・・」

私と大河の唇が重なり合った

最高の幸せ

ホント大河大好き

これからもずっと一緒にいようね

ゴメンね

大河・・・

これが大河と私の最後のキスだったんだよ・・・

私はそんな事全然しらなかった

知ってたらもっといっぱいキスしてたのに・・・

もっといっぱいもっといっぱい・・・




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ