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~海~



ついに来た

太陽が私達を照りつける

今日はカンカン照りだ

「暑い・・・・」

不意に言葉が出る

海にはたくさんの人達が居る

子供から老人まで

みんな楽しそうにしている

「海だなぁ・・・」

大河がポツリとそう言った

「じゃぁ早速海に入ろうよ」

私が大河にがっしりしがみついてそう言った

「おう!じゃぁ着替えてこいよ」

「うん」

私は大河にそういわれ走って更衣室に行った

「きゃぁーヤバー勝負水着じゃん!」

「スタイル良すぎ!!」

更衣室には可愛くてスタイルが良くて胸が大きくて男の子にもてそうな子がたくさん居た

あたしみんなの比べられちゃうかも・・・

私は不安を覚えた

水着だって勝負水着じゃないし

身長も低いし・・・

私は色々考えながら着替えた

私の水着は黒の水玉のビキニ

真ん中にはリボン

あぁ・・・

もうチョット派手な水着が良かったかな・・・

後悔した

もう嫌だ

大河はガッカリしちゃうだろうなぁ

「あっ!!姉貴」

向こうから竜也の声がした

「あぁ竜也・・・」

「芽衣先輩ビキニッすかっ!!似合います・・・っ!!」

結城君が顔を赤くしてそう言った

「ありがとーでも他の女のこの方が可愛いかもぉ」

私は下を向いてそう言った

「芽衣先輩一番可愛いですっ!!って俺何言ってるんだろ・・・」

結城君が下を向いて恥ずかしそうにしている

「ありがとーそれより大河はぁ??」

「あいつ何か美人な人とどっか言ってた!!巨乳だったぜぇ~」

竜也がにやけてそういった

どういうこと??

えっ??

大河・・・

どうしてなの?


「そう言う事だったの?!」

私は大きな声でそう言った

「あ・・・うん」

「もっと速く言ってくれたら良かったのにぃ・・・」

私はふぅとため息をついた

昨日竜也がそう言っているのを聞いて急いで大河の方に行ったんだ

そしたらその女の人の正体は

大河のお姉さんだったって事!!

それにしてもメチャメチャ美人

大河に何となく似ている気もするがぁ・・・

スタイルもいいし言う事なしって感じかなぁ?

おかげに性格もいいし

「ねぇ芽衣ちゃんは、大河のどこが良いの?」

突然大河のお姉ちゃんに聞かれた

「えっうーん・・・優しいところも好きだし・・・顔もかっこいいし・・・何より私の事を思ってくれるとこをですかね!!」

私は笑顔でそういった

「芽衣・・・」

大河が小さな声でそういった

「あらまぁべた褒めでぇ姉の私が照れるわぁ」

大河のお姉ちゃんが顔を赤くしていう

「大河ねぇ家で芽衣ちゃんの話ばっかりしてるんだからぁ~可愛いしおかげに優しいし・・・」

「ねっ姉ちゃん」

大河が少し顔を赤らめた顔で言った

「ふっ」

私は少し笑ってしまった

「芽衣!!さっきの話嘘だから」

大河が恥ずかしそうに下を向いてそう言った

「めいちゃん」

「はいっ!」

「大河を大事にしてあげてね」

「もちろんです!!」

私は胸を張ってそう言った

でもそれは嘘の約束・・・

お姉さんゴメンなさい

私はその約束を自らの手で破ってしまいました

許してくれますか?

許せませんよね

一つのたいせつな命をこの私が奪ってしまったのだから・・・

一生私は十字架を背負って生きていかなければならない

それはどれだけ辛くて悲しくてそれでいて愛しくて・・・

私にはこの時そんな覚悟が一ミリたりとも無かった

嘘の約束・・・・

でもきっとあなたなら

「いいよ」

って言ってくれるよね

私は信じている

この先にはきっと待ってもいないすばらしい人生があるのだから




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