壊れたラジオ
キュルルルという声が聞こえた。
なんだと耳をたてる。
すると、ドバーンという爆発音が鼓膜を襲った。
使えるかと、軒先に投げ捨てる。
投げ棄てたラジオがなった時に、
おっさんが怒っていた。
何をしているんだねチミハ。
僕はチミハという名前ではないですと答えた。
そしたら、僕はUFOにつれてかれてその後、記憶がないまま、浜辺に流れ着いた。
唐突に誰かに八つ当たりしたい気持ちになって、
殴ってしまった。
すると、警察に厄介になって、
記憶喪失の人間になってしまったんだ。
自分が誰であるか、どこのものかはわからず、
テレビで取り上げられた。しかし、電話はならず、
ラジオで、こんなことを聞いた。
息子を探しています。
捜索願のラジオだけど、誰も言わなかった。
むしろ、自分でさえも、
言い出す勇気がなかったから、こんなことになったんだ。