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丸め子と博士6

今までの金ピカの色ではありません。白くて、ほんのりピンク色の肌になっていました。

博士が大きな紙袋から取り出していたのは、色をつけるスプレーだったのです。


次に、さっき完成したばかりのクマのポンチョとずぼんを着せてもらいました。

全身ふわふわになって人間のような肌になれた丸め子は、今までにないくらい嬉しくて嬉しくてたまらなくなり、おもわずぴょんぴょんと小さくダンスをしました。


そんな丸め子を温かな微笑みで見ていた博士は続けてこう言いました。

「今はまだ研究中だが、人間のような柔らかな皮膚や怒った表情も笑った表情もできる顔を開発しているんだよ。もう少し待っていてくれるかい。」

そう言って丸め子の頭をポンポンと大きな手で撫でてくれました。


丸め子は嬉しくてたまりませんでした。思わず、出来たばかりのふわふわの体で博士をぎゅっと抱きしめて、幸せな気分に浸りました。



丸め子は、これからは博士のお話を最後まできちんと聞こうと決めました。

そして、博士は素晴らしい報告はいつだって話の一番はじめに話すことに決めました。




ちなみに、まだ博士の研究は完成はしていませんが、丸め子は色んな色のスプレーで肌の色を変えて遊ぶことが楽しくて仕方がないそうですよ。濃い茶色にして耳をつければ丸太とお揃い。緑色にして、モンスターごっこをして遊んだり。今までは人間と同じになりたいとしか考えられなかった丸め子でしたがスプレーで肌を変える遊びを「人間にはできない私だけのお楽しみ」と呼んで、満足そうだったそうですよ。


人と同じになりたがっていた丸め子でしたが、最後には自分の個性を「素敵なもの」と大事にできるようになりました。

私たちも、丸め子のように自分の個性をどうしたら素敵なものにできるか考えてみたいですね。


End.

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