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第5羽 契約交渉してみた

大したサイズではないが、刺青にしか見えない。おいっ、これどうするんだよ。日本の文化では刺青はがあるだけで敬遠される所も多い。単純にあると困る。



「マ、マリン!イアド!刺青が入るなんて聞いてないんだけど!?」


『??刺青?あぁ紋章のことですか?この世界では契約が無事に締結した際、契約者に精霊の紋章が入ることは当然ですよ?それだけの資質があるという事の証明でもあります。各国の軍では紋章持ちは徴兵試験の免除があったり、冒険者ギルドでは紋章持ちは高ランクからスタート出来るとメリットしかありませんよ?』



「ちょっと待ってくれ!契約の度にこれが入るのか?身体中が刺青だらけになるじゃないか!?」



『本来であれば、そんなに複数の精霊と契約出来る者はいないので、それだけの力の証明と精霊から認められたと言う名誉を表すものですよ?』



冗談じゃない、全身刺青だらけだなんて精神衛生上よろしくない。


「すまないが、もう一度契約について考え直させてくれないか?」


『?契約を考え直すほど大きな問題なのですか?そこまで言うならイアドの力で紋章自体は見えなくする事は可能ですよ。』



渋々と言った様子でマリンが応える。それが出来るなら早く言ってくれ。このままでは色々な所であらぬ疑いを掛けられかねない。



その後の交渉により契約時には紋章の刻印はなし。マリンを始め、蝶の精霊たちは残念そうにしな垂れる者、怒りを露わにぶつかってくる者などもおり、最終的には12姉妹で1つの紋章を残すことになった。


『それでは街に向かって出発しましょうか。このままでは日が暮れてしまいます。今の貴方の装備では野宿は危険ですし、食料もありませんしね。』


ちなみにルリィとの契約は魔力切れで今は出来なかった。街までの道すがら魔力の回復を待つ。

道中もマリンより説明が続く、まとめるとこの世界グラウディアには大きく分けて5つの国がある。


世界人口のおよそ4割を占める人族の最大国家大陸の南側に位置する人間国“ライアル”


身体能力の高い獣人族が治める東側の獣国“レイナード”


ドワーフやエルフを始めとした亜人族の国。西側の亜人国“ダダフ”


魔法の資質が高く、契約士の数も最も多い魔人族の国、北側の魔国“ヴァルザーグ”



例外はあるものの、基本的には人族は“ライアル”、獣人族は“レイナード”にと同種族のみで国を形成している。昔はもっと多くの小国があったようだが、過去の大戦時に種族毎に平定され上の4国が出来た。


もちろん平定時に国を追われた者、属国になることに反発した者もいた訳でそう言った者たちが集まり形成した国もある。それが大陸の中心を横切る5つ目の国家:自由国“フラン”である。


“フラン”について4国は快く思っていないが、冒険者を多く抱え、更に実力者も多い。また戦争とまでは行かずとも4国間での小競り合いも絶えず、世界情勢は膠着している。さらに“フラン”は他の4大国と比べれば、規模は比べるまでもなく小さい。はっきり言って国の戦力を向けても割に合わないため黙認されている。


今オレたちがいるのも“フラン”だ。


オレが自由に生きるのに最も適した国としてマリンたちが選んで転移してくれたらしい。


確かに仮にヴァルザーグにでも飛ばされようものなら、種族の違いでこの世界を楽しむどころではなくなる。



1時間ほど歩いた所で契約に必要な魔力が回復したようだ。早速ルリィとの契約を行う。


2度目なのでもう慣れたものだ。取引先との契約話の方がよっぽど神経を使う。


ルリィとの契約が済み、身体を見渡す。どうやら紋章は増えていないようだ。


『まだ疑ってたのですか?あそこまで嫌がられたら私どもも無理にとは言えません。』


うむ、どうやら納得してもらえ、契約条件に紋章を身体に入れなことを追加してもらえたようだ。これでオレの心の平穏は保たれる。


『ただイアドだけでは不公平なので、元の紋章に少し手を加えさせて頂きました。』



へ?慌ててオレは右肩の紋章を見る。


蝶の羽には綺麗な深紅が塗られていた…もうツッコむの疲れたよ…


100pv突破ありがとうございます。

初作品でグダグダですが、楽しんで読んで頂けると嬉しいです。

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