街で知る大切なこと
またも駄文
街へ来ると一箇所、別世界のように大きな建物がある。シーナによればアレはギルドのようなものらしい。言うなれば集会所かそれに等しいものだろう。まずはそこへ向かうことにした。中に入ると目の前には大きな紙が貼られていた。そこには人の名前、紙のタイトルは強者と書かれていた。
「シーナ、なんだこれは?」
「それはランカーを示した表です。そこに載っている人たちは大半がハイランカーと呼ばれるバケモノ染みた方々です。」
そうなのか…やはりそこまで強いのか…
「こいつらの固有の能力とかわかるのか?」
「えぇ、まぁ、有名な方々ですから、知ってるには知ってます。」
するとシーナはハイランカーの表を指差し話し始めた。
「まず1位の聖者と呼ばれるエーリス=クレインさんです。一言で言えば<最強>と言うべき方ですね。あの方の能力は異常と言っても過言ではありません。」
「どんなもんなんだ?」
「万能なる聖書です。この能力は聞いたことがあるだけですが、端的に言えば何でもできるということです。」
「なんだそりゃ、無敵じゃねぇか」
「はい、無敵です。チートです。」
「はぁ、他のやつは?」
するとシーナは続けた
「2位のトーラスさんは剣聖呼ばれる方です。剣に関してこの人の右に出る者はいません。彼の能力、反撃は剣に触れたものを大体弾きます。」
こんな奴らが大量にいるのかと思うと気が滅入る。
そんなことを思いながら世界に馴染んでいくレンであった。
まだまだ続く