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生徒会での…  作者: 藍井 湊
第1章
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第28話 視線

 * * * * * * * *


結局昨日はあの後、生徒会室には戻らず家に直行して、ベッドに飛び込んでナマケモノのように過ごした。

昨日とは打って変わって、今日は夏がぶり返したかのような暑さだった。

どうやら本当にいい日になったようだ、なんて昨日の些細な会話までしっかり記憶しているほどに、昨日のことは暗黒の黒歴史として刻み込まれているようだ。

とは言っても、後ろは振り向かない俺としては昨日のことなんて気にせず、上を向いて歩いて今日も変わらない校門をくぐった。


その時、後ろから誰かに飛びつかれた。

「春樹くん。おはようございます」


重い、苦しい、てか何か背中に当たってるんですけど。超柔らかい。後、超柔らかい。

てか、この人周り見えてないの?

めっちゃ周りの視線痛いんですけど

「ちょ…何やってんだよ」

少し口調が強くなってしまった。

まぁツンデレってことで許してくれ。


結衣は、ゆっくりと俺の背中から降りた。

てか、こいつってこうゆうやつだったっけ?

でも人に人格を勝手に決めつけるのはよくない。

きっと以前より少しバカになっただけだろう。


それより、そうゆう行為を好きでもない人にやるのはどうかと思いますよ。

そんな無邪気な行動1つでピュアな男子高校生は勘違いしてしまうんですよ。


「こんな朝早くから元気だな」

「春樹くんがいつも元気ないので、たまには元気出してもらおうかと、日常にユーモアを?みたいなやつです」


ちょっと、何か今文脈おかしくなかった?

それとも俺の聞き間違い?

いつも元気がないじゃなくて、最近元気がないとかの……あ、でも俺の場合は、いつも、であってるか。

俺の勘違いでした。


「それはどうも」

てか、それにしてもそんなに直接言うことなくない?

めっちゃ傷ついちゃうんですけど。

まぁ冗談なんですけど。


「昨日は行けなくて悪かったな」

正確には、行かなくて、だけど。

「私も文化祭の準備であまり行けてないので、気にしないでください」

「そうでしたね。お姫様」

「あー、また言った~」

結衣は少し頬を膨らませて、冗談っぽく怒ってる顔をして俺を見上げてきた。

はいはい。怒ってる顔もかわいいよ


「タメ口になった」

俺はからかうように言った。

「たまにはいいんですー。ていうか、同級生です~。何なら私の方が位、上なんですけど」

あー、そのアングルもいいね。

もう一枚お願いしまーす。


それにしても、結衣も言う様になったな~

権力って怖い。


教室に入ると、いつもより邪悪な視線を感じる。

まぁそうだと思ってました。

さぁ広めた奴出て来い。今、正直に名乗り出たら怒らないから。

あー、これ絶対怒るやつだわ。


とは言っても、こうゆう状況になったとしても、直接何かされることもないだろうし、俺のやることがいつもと変わるわけではない。

先生!クラスの皆が目で僕のことイジメてきます。

おい、どこの小学生だよ。


この状況から察するに、結衣も既に昨日のことを知っているのだろう。

知っていなくても、後5分もすれば教えてもらうのだろう。

まぁ元から俺のクラスは俺の居場所ではなかったわけだし、どうでもいいけど。

何て、ちょっと強がってみちゃったりなんかして………

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