表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
だって好きなんだもん  作者: 空葉
24/33

戸惑い①

あやちゃんと出会ってもう少しで1年が経とうとしていた。

近頃は、一時期よりもあやちゃんへの好きが落ち着いて、気持ちが暴走して後悔するというようなことはなくなっていた。そんな自分の成長も感じられ少し自信がついていた頃、びっくりするようなことが起きた。


***


「好きです。付き合ってください」


え…

驚きすぎて頭の回路が停止した。今私の目の前にいるのは、いつかあやちゃんが私のことを好きなんだよと言っていた男子。


「えっと…あの少し考える時間をもらってもいいですか?」


なぜ同級生に敬語なのだろうかとか、なんでほとんど喋ったこともないのに私なんだろうとか、色々などうでもいいことが浮かんでは消えていった。でも真っ先に思い浮かんでずっと消えなかったのはあやちゃんの顔だった。


「あっうん、もちろん」

「ありがとうございます。じゃあ」

「あっちょっと待って」

「?」

「連絡先教えて?」

「…はい」

「俺のはコレ。…はい、ありがとう!」

「いえ、では」


私はそれだけ言ってそそくさとその場を立ち去った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ