封筒
今回初めて恋愛もの以外を書いてみました
変なところは多目に見てください(笑)
……流れ星に三回願い事を言えるとその願いが叶う。または短冊に願い事を書くとそれが叶う。子供心に信じてたそんな迷信。もし、一か月だけ、なんでも願いが叶う。そんなことを言われたらあなたはそれを信じますか?
「……なんだこれ」
ある日いつもの日課でポストを確認すると全く見覚えのない封筒が入っていた
「差出人は…書いてないな……まぁ、一回読んでみるか……」
俺は部屋に戻りハサミで封筒を開けてみると青色の便せんが入っていた。
「おめでとうございます…あなたは抽選に…選ばれ…ました…?俺ってなんかに応募とかしたっけ…?」
最後まで読んでみるとあなたの願いはなんですか?あなたの願いはこの一か月の間、なんでも叶います。だだし、その願いを全部キャンセルすることはできません。
「なんだこれ、俺、願いとか叶えたいこととか一切無いんだけどな」
「おーい!夏!そろそろ行こうぜ!」
外から幼馴染の声が聞こえる。
「もうそんな時間か、仕方ない…行くか」
……このとき俺は気づかなかった、封筒の中にもう一枚便せんが入っていることに
「あちぃ…もう帰りてぇ」
「何言ってるんだよ、夏、今日終わったらもう夏休みじゃねぇかよ」
「はぁ…だな…行くか」
うるさい蝉の声はこれから起こることを表しているかのようにいつの間にか静かになっていた
感想、評価、アドバイスなど気軽にお願いします