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試合中。
――――試合が始まった。
相手チームは3年生3人の2年生が2人。
みんな身長が高く平均160ぐらいだと思う。
「華波、肩の力抜いて。大丈夫だから。」
「有り難うございます。」
休憩の時に戸田先輩に声をかけられた。
戸田先輩はあれから凄い優しく接してくれるようになった。
前よりも明るくてよく笑う人になった。
「華波、私の分までがんばって。」
「はい……」
こんな優しく接してくれるのにあたしが試合に出るなんて……ちょっと気が引ける。
「次は負けないからね((ニコッ」
いつの間にか頼れるいい人になっていた。
2回戦になると観客の声が増えてきた。
数的にはどちらの学校も同じくらい。
「華波!パス!」
先輩からもらったボールをそのままドリブルでゴールまで運んでいく。
部長に認められたジャンプ力でゴールする。
バスケってやっぱり楽しいなぁ。
陽哉はサッカーやってたっけ……。
陽哉元気かなぁ。




