敵視。
戸田先輩に捕まった……どうしよう……。
「相生さんは補欠だからまぁいいとして……」
1歩1歩近くに寄ってくる。怖い……。
「何で私が1年に負けなきゃいけないの?
私の方がずっとずっと頑張ってきたのに!!」
戸田先輩の目は怒りに満ち溢れていた。
「ねぇ藤岡さん。貴方の腕をここで私が折ったら貴方試合に出れないわよね?」
戸田先輩は私の腕を掴み睨みつけてきた。
「……そうですね」
冷静に……冷静に……。
「1年だからって上手いからって調子に乗りやがって!私の方が何倍も何倍も頑張ってきたのに!!」
あたしの腕を掴む力がどんどん強くなる。
「いっ……」
爪まで刺さってきて物凄く痛い……。
「と、戸田せん……」
聖愛が震えながらそれを止めようとした。
「聖愛は黙ってて!!!!」
先輩はそれをかき消すように大きな声をだした。
「ご、ごめんな……」
聖愛は怖くてその場から走っていってしまった。
「聖愛……。 先輩、あたしに言われても困ります。決めたのは部長と顧問の先生だと思います。」
「貴方が怪我をすれば私が出られるでしょ?」
「補欠の聖愛がいるんで無理ですよ。」
「聖愛は1年だし大丈夫よ」
「だったら……」
「うるさい!!あんたなんか試合出れなくなればいいのよ!!」
戸田先輩はあたしの腕を強く掴み曲がらない方へ曲げようとしていた。
「……やめてくだ……」
「何やってるんだ!!」
止めに来たのは……………




