ピンクピンクマカロン 01
遠くからからやや暖かい風が吹いた。 いろいろの多様な花の纎細な花香りを含んだ望むことは中丁に開かれたがらんとした結婚式場をかすめて経って白い柱横に立っているアリスの二つの頬をくすぐった。 茶色髪の毛がバラムギョルにひるがえて肩越しに散らばったし、程よいザンモリがきれいに飾りつけたひたいがくすぐったかった。
水臭いから結婚式場の白色バージンロードを眺めたアリスは自分が着ているピンク付添い人ドレスを見下ろしている途中小さなため息をポオック吐き出した。
今日の、二番目お姉さんが結婚した。 政略昏倒ではない、念願した相手と幸せな結婚式をあげたからもちろん祝うに値する仕事である。
'ゾングリャックホン…….'
アリスの眉間がそっと狭められた。 エメラルド色緑色瞳が狭められて貞潔な白色花で飾られたバージンロードとその向こう新郎と花嫁が永遠な愛を誓ったばらで構えられた例式壇上に向けた。 三年前、第一お姉さんが結婚したその席で二番目お姉さんが結婚式をあげたし……。
"私は……."
小さく唇をうきうきしたアリスは残り言葉をのどで閉じこめてのんだ。 あの席に決して立つことができなかろう。 二番目お姉さん結婚が進行されながらぼんやり感じたが、これからははっきり悟ることができた。 あの結婚式場はゾルヘスト男爵加衣三番目娘であるエリスに許諾された席ではなかった。
'かえってゾングリャックホンでもあったらどんなに良いか。'
ゾングリャックホンは家門の間の利益のためにあらかじめ決まる結婚である。 冷情で冷たい利益と条件の交換。 各家門の繁栄のために有利な条件を掲げて、相手の利点を取る。 ボスデン王国の辺方、すみに位置して誰も知らなく衰落海歌はゾルヘスト男爵加衣三女に政略結婚を請じて来る周囲貴族家門はなかった。
それさえも、第一お姉さんと二番目お姉さんはお母さんの在世に偶然に結ぶようになった縁に少なくない持参金を持って結婚した。 親しくて暖かかったお母さんは5年前に帰ったし、今は新しいお母さんがその席の代わりをしている。 その後新たに生まれた三歳、一歳排気異腹同生はゾルヘスト男爵加衣後継者と末娘になった。
お母さんが残した遺産の大部分はお姉さんが結婚するようになった相手家で要求した持参金で出費された。 残った遺産は50ゴールド余り、平均花嫁側に1,000ゴールドに達する持参金を要求する貴族の間慣例で、この残った50ゴールドを持参金で受けて一生の間乞食花嫁を入れたという周囲の皮肉と嘲弄を忍耐するグィゾックガはそのどこにもなかろう。
