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エピローグ

 いつの間にかコタツでうたた寝をしてしまったらしく、不意に鳴り響いた携帯の着信音で目が覚めた。

 携帯のディスプレイには見覚えのない番号が表示されており、俺は訝しみつつも通話ボタンを押してその電話に出る。

 数言話すと、俺は慌てて立ち上がった。

 通話も切らないまま携帯電話を放り出し、痺れてもつれる足も気にせず玄関へと急ぐ。

 床へと投げ出された携帯からは、落ちた拍子にハンズフリーとなったのか、通話相手の声が部屋に響いていた。

 それは、ドア越しに微かに聞こえてくる声と、紛れもなく同じものだった。

「……もー、お兄ちゃん、ちゃんと聞いてるの?」


「私メリーさん、今あなたのおうちの前にいるの!」



挿絵(By みてみん)

終わりです

最後までお付き合い頂きありがとうございました

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― 新着の感想 ―
[良い点] 泣きました。このような素晴らしい作品を生み出して下さって本当にありがとうございます。
[良い点] もう一度読み返してみて、やはり感動しました。 切なくて苦しくて、でも報われる話ですね。 [一言] メリーさんを活かしきっててすごい!
感想一覧
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