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021-戦争と市内戦

南の街「アタパイ」での市街戦。

そしてふたたびカエデちゃんとの戦い。

そして大いなる存在。


南の街の前まで到着。

途中、偵察部隊らしきものとエンカウントは何度かあったがすぐに逃げていったので戦闘にはならず。


逃げていったってことは、街の防衛に自信があるか、カエデちゃんが何か仕掛けてるか。


この南の街「アタパイ」、

南の地での収穫が集まり加工されて王都に運ばれる要所であり

王国としても是非取り戻したいところ。

ただ強固な城壁などは存在しないので責められると弱い。

共和国軍が街から出て向かい打ってくれればいいのだけど

引きこもってしまうと市街戦になりそうだ。

それはあまりやりたくはないんだが。

街に被害がでるし大規模魔術も使えない。

街が人質に取られたようなもんだ。

大群で包囲して脅して降伏を促す方向でまずはいこうと思う。


王国軍で街を包囲する。

使節を出して降伏を促す。

返事が無い、というか使節が帰ってこないな。

王国軍のNINJYA部隊を潜入させることにする。

夜をまって侵入。

情報収集、可能ならば幹部の暗殺を指示。

ヴァレリカちゃんを潜入させることも考えたが街が燃えてむせそうだから止めた。

NINJYA部隊の一部が帰還。

こちらの使節は牢獄に入れらているそうだ。

幹部の暗殺は難しと。

ただ、街の有力者との接触に成功。

街の住人の非難ルートの確保ができるので市街戦はある程度対応できると。

共和国軍の配置もおおよそ確認できた、もうやるしかないか、市街戦。


日の出を待ってそのタイミングで街の各地でNINJYA部隊と街の協力者で爆破を起こす。

その後、有力者が先導して住人を街の東側に誘導する。

王国軍が東の門をこじ開け住人を逃す。

街の中に拘留されている街の騎士団と合流。

武装を取り上げられているそうなのでこっちから武装を提供する。

こちらの市街戦に特化した部隊を展開。

各個撃破。

私たちは街の北側にある城に向かい敵の主要部隊を抑える。

予めNINJYA部隊が人質になっている街の貴族を救助。

敵はNINJYAに対抗できる戦力は居ないようだ。

城は少々壊しても良いという言質を取ったのでヴァレリカちゃんを投入するかもしれない。

カエデちゃんの居場所を確認できなかったのはすこし不安材料。


作戦開始、夜明けとともに街の各所から火の手が上がる。

東の門がこじ開けられ住民の避難が開始される。

王国軍は南の門と西の門から突入。

私はヴァレリカちゃんとイケメン魔術師「セラフィード」をぶらさげて空から突入。

日が高いうちはヴァレリカちゃんは自力で飛べないから。

あ、セラフィード、上を見るな!スパッツは履いてるけど!

北の城に到着。

街の騎士団も無事、こちらの部隊と合流できたようだ。

NINJYA部隊の人がこっちに手を振ってる。

人質の確保に成功したようだ。

よしこれで気兼ねなく暴れられる。

街の方はっと。

おおあの下品な戦車兵器がいる。あれはマズイ。

セラフィード魔術師が任せてくれといってそっちへ走っていく。

うん任せよう。

私とヴァレリカちゃんで城に潜入する。

ヴァレリカちゃんとは途中で別れた。

好きに暴れていいよ、っと。

謁見の間に出た。

そこに一人の女の子、共和国軍の戦姫、カエデちゃんが居た。

「うふ、おひさしぶりー、まってたわ~」


「聞いたわ~、ヴェリシアちゃんをとっても恥ずかしい目に合わせてくれたんですってぇ~?

で、シグレにも勝ったと。

シグレは嫌いだから殺しておいてくれたらよかったのに」

どんな嫌われてるんだシグレは。

「さて、今回は前のようにはいかないわよーイチゴパンツちゃん」

いや、今日はイチゴパンツじゃないし。

見せないけど。

カエデちゃんの次元斬の前では鬼包丁は無意味で重いのでかえって不利だ。

鬼包丁を床に突き刺して手放す。

すまんねアスラ。

その代わり土折れを右手に持つ。

カエデちゃんが一気に間合いを詰めてくる。

私は地面から30cmほど浮かんでかわす。

体を回して左フック、当たった。

宙に浮かんだ状態で打ったからさほど威力はない。

そのまま宙返りして踵落し、あ、刀で防がれる、刀に触れるのはマズイ。

急ブレーキをかけて方向転換して腰を蹴り上げる。

そのまま空中で姿勢をかえて土折れで切りかかる避けられる。

そらに空中でクルリと回って左ストレート。

左キック。

これぞ空中にとどまったままコンボを連続する、空中コンボ!

押してる大丈夫だ。


カエデちゃんが左腕でパンチをブロックして刀で切り返してくる、かわした、つもりだったが

鎧の右の肩アーマーの先と兜の右の耳飾りががぽろっと落ちた。

あぶねー いったん距離を取る。

「うふ、なかなかやるじゃない、宙を飛ばれるのがこんなに厄介だったなんてねー」

「これなんてどうかしら、秘儀、朧!」

とんでもないスピードで上段から切りかかってくる、光剣流の光の剣か

でも光のスピードになるまでにわずかなスキがある、できるか?

やるしかない

真剣白羽捕り!できた!

カエデちゃんはなんとそこで刀から手を外して手とうで居合のようにして横殴りに切りかかってきた。

これが「朧か」

手とうでも切れるんだった。

あ、これはマズイ。

体をあげてスーパーマンが飛ぶような体勢になる。

右太ももの表面がが切れた。

血が飛ぶ。

いてーー

ちょっとマズイ、カエデちゃんが届かないほど高く飛んで逃げる。

回復魔術を詠唱して傷を治す。

カエデちゃんは刀を拾ったところだった。

うお、ちょっと押されてる?


腰のバックルから魔道具を取り出す。

カエデちゃんの周りをぐるぐる旋回しながら隙をみて魔道具を投擲する。

あの触手の魔道具だ。

カエデちゃんは刀でその魔道具をみじん切りした、あ、ダメか、もっと隙を作らないと。

「下品な魔道具ねぇ」

「そうね、私もそう思う。」

旋回してカエデちゃんの左後方に回り込みパンチを連発!

「なんとか百裂拳!」

あああっさり前回り受け身で交わされた。

でもチャンス、再び魔道具を投げる。

粘着ノリが出るヤツだ。

カエデちゃんは飛んできた魔道具を刀の背で打ち返した。

ホームラン!あーダメか。

でもそろそろかな。


カエデちゃんの息があがってきた。

カエデちゃんはなにかおかしいと思いだしている。

顔が青くなってきた。

動きも遅くなってきている。

「あんた!なにをした!」

「ふふふ、やっと効いてきたか。」

「この部屋に入ってカエデちゃんを見たときにこっそり毒を巻いていたんだよー

無味無臭無色で効きは遅いけどとってもよく効く麻痺毒だよーん。」

私には毒が一切効かないから私にしかできない戦法。」

「麻痺毒・・・」

「麻痺毒は私の母上のお手製。母上は毒薬のエキスパートでね。

母上が私の身体で実験して完成させた自信作!」

「自分の娘を実験台にとか、ひどい母親ね」

「信頼の証だよ」

「ゆがんでない?」

「・・・ん~言われてみればそうかもね?」


カエデちゃんは「卑怯者ー!」と叫んでる。

「このイチゴパンツが!」

まだ言ってる。

今日は青だ!

いやそれはどうでもいい。

「拘束させてもらうね」

カエデちゃんに近寄って重力魔術で動きを抑えて拘束の魔道具で拘束する。

手は後ろ手にして手刀部分を腕に合わせて土魔術でコンクリートのようなものを作って固める。

こうしておけば手刀で斬ろうとすれば先に自分の腕を切らないといけなくなるので大丈夫だろう。

ちなみにカエデちゃんは赤のレースだった。

勝負には勝ったが何か負けた気がした。

謁見の魔の窓を開き風魔術で換気して謁見の間に充満してた麻痺毒ガスは排出させる。

後で入ってくる人がいたら大変だしね。

「さーてヴァレリカちゃんのほうははどうなったかな。」

カエデちゃんを肩に抱えてヴァレリカちゃんを探しに行く。


ヴァレリカちゃんを探すのにそう苦労はしなかった。

廊下に死屍累々と色々転がってたから。

明らかに血を搾り取られた兵やら

人の原型を留めていない肉団子やら

身体の外と内部がひっくり返しになったオブジェクトやらゴロゴロ転がってたから。

うぇぇ。

容赦ないな。

カエデちゃんもそれらをみて怯えてる。

うん私も一緒に震えていたい。

「なによ、この地獄みたいな惨状は」

「私の妹の仕業だね、間違いなく」

「妹?」

奥の方で爆発音が聞こえた。

「あそこか。」

ヴァレリカちゃんは赤い目を爛々と輝かせて立っていた。

あー相手は格好からすると幹部かな。

「ヴァレリカちゃんどうどう!ハウス!もういいよ。」

あー幹部らちびってる。

完全に戦意失ってる。

ヴァレリカちゃんに携帯食料のクッキー渡して大人しくさせる。

うんこれでこの戦争は終わりかな。


外に出て作戦終了の合図の火柱をあげる。

セラフィードは無事戦車達を沈静化させたようだ。

あちこちから勝ちどきの雄叫びが上がる。

敵の残存兵は全て街の南側の外に集められ武装解除。

幹部のうち身分の高そうなのを人質にとってあとは共和国に帰えさせる。

街の住人を街に入れて有力者と合流。

めんどうな後始末はこっちのお偉いさんに任せて食事の用意。

さぁあとは帰るだけか。

カエデちゃんも一緒に返した。


トウモロコシに醤油をかけて焚き火で炙っていたら何か視線に気がついて見てみると幼い女の子がこっち見ていた。

街の住人の女の子かな。

髪が真っ赤で金色の眼をしている。

神社の巫女みたいな服を着ている。

なんかふてぶてしい顔だが神聖な感じのする子だった。

食べるかい?とトウモロコシを差し出すと頷いて近寄ってきておいしそうに食べた。

迷子かね?親は?と尋ねると首を振って食べ終わるとお辞儀して走り去って行った。

お~~と周りがざわめいた。

「鳳凰だ!」

上を見上げると炎をまとった鳥が空をまっていた。

大きさは大鷲の3倍のぐらいか?ワイバーンみたいにでかくはない。

だがふてぶてしい感じがするが神聖な感じはする。

何度か上空を回ったあと南の方角に向かって飛び去って行った。


王国に帰って来た!

大層な歓迎で迎えられた。

王に挨拶しにいく。

そこで共和国から降参の書状が届いたことを知った。

ちょっと早く無い?

密偵から届いた情報によると何でも、

共和国の城に鳳凰だと名乗る巫女服を着た幼い女の子が現れ

あの新兵器の戦車を全て破壊しくし関連する資料を焼き尽くし

関係した魔術師を殺害して飛び去って行ったそうだ。

それで共和国はすっかりやる気をなくし降参を決めたそうだ。

今、共和国は王国は鳳凰と手を組んだのか?としつこく問いただしてきているそうだ。

もちろんそんなの知らん!


共和国とのその後の交渉と調停は第一王子が、

王国側の犠牲者の遺族への補償などを第二王子が積極的に行い着々と戦後処理は行われた。

自分の顔見知りも何人かは死んだので共同の葬儀にも出た。

捕虜の交換や賠償の物資の受け取りに私も借り出されて共和国国境まで行かされたがまぁそれは良い。

その時カエデちゃんとも会った。

2度負けたせいかヴァレリカちゃんにビビったせいかなんか大人しくなってた。

同じ日本人ってことで手紙のやりとりをしないかと提案したら渋々って感じだったが了承してくれた。

醤油と味噌を送るっていったら喜んでくれた。


祝賀会が開催された。

ヴァレリカちゃんとカミラ殿下とおそろいの真っ赤なドレスで参加。

3人姉妹みたいだ。

パレードもお行われた。

ご褒美を下さるということになった。

「何が良い?。正直そなたは貢献が多すぎて何を与えればよいか悩む。

おおそうだまた宝物庫をあさってみるか?」

「いえ!それはもう結構デス。」

あの宝物庫はもう勘弁して下さい!

ってことでワルキューレ中隊全員の階級昇進と共和国との商売販路開通の許可をお願いした。

カエデちゃんとの手紙のやりとりも開始した。

文面は日本語とこちらの言葉で半々ぐらい。

普段どんなことしてるとか日本のあれが懐かしいとかそういう話しがほとんど。

そのやり取りで知ったが

今回の戦争は新兵器のあの下品な戦車兵器を開発した魔術師が政治の上層部を誑かすような形で始まったらしい。

その魔術師は鳳凰を名乗る幼女に惨殺されたのでもう当分王国にどうこうしようとするものはあれわれないんじゃないかということだった。


次回はお茶と魔道具の開発


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