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013-玄武と武術

西の地への遠征!

玄武との戦い。


題名を変更しました。

しばらくすると魔獣退治の遠征に出る。

そのため魔獣の生態についての講義を受けている。

遠征にでると王都には定期的には帰ってはくるがしばらくはあまりゆっくりできなくなる。

魔獣は人々の驚異になるから退治する、のだがそれだけではない。

魔獣の肉や卵などは食糧になるし、皮や鱗は防具になる。

毛皮や一部の魔獣が出す糸なんかは衣服にもなる。

牙や爪、内臓は骨なんかは魔道具や魔術の媒体に使われたりする。

一部の魔獣は飼いならされて家畜とされる。

ようするに売れるのだ。

よって騎士団、ひいては国の収入ともなっている。

財政のためにも大事な遠征なのだ。

世知辛い話だがね。


魔獣退治が単なる武勲や脅威排除にとどまらず、国家のインフラすら支える構造にまでなっているとは。これは戦いというより「産業」。

魔獣という資源は、まさに走る金庫、歩く市場、飛ぶ財源といったところか。

だから魔獣退治は騎士団の重要な任務の一つなのだ。

「魔獣退治は国の一大産業」

と覚えておくように。


そうそう、忘れてはいけないのは魔獣やダンジョンから稀に魔術効果のある魔道具や魔石がでるのだ。

それらはとても高価で取引される。

なかには国宝級に匹敵するものも。

まぁそういうのはそうそうめったに出ないんだけどね。

自分もまだであったことはない。

魔道具の場合はダンジョンの中や、知恵のあるオークなどを相手にしたときしか出ない。

獣型からそういうのはまず出ない。

リィ先生からはでっかい魔石をリクエストされた。

はいはい、出れば、ね。

得られたものは基本的に騎士団や国のものになるが一人で倒すなど功績をあげれば個人で得ることもできる。

つまり私にはチャンスがある!

カミラ殿下にもいろいろリクエストされた。

母上からは特定の魔獣から出る毒をリクエストされた。

あのね・・・母上?


遠征に出る前日。

カミラ殿下に呼び出された。

「これからしばらくあえませんのね?」

「いや定期的には帰ってきますよ。」

「でも帰ってもすぐにまた出るんでしょう?」

「うんでも帰ったときは必ず顔をだしますよ。」

「約束ですわよ?」

「はい必ず。」

とか恋人同士みたいな会話をする。

うんお願いだから不吉なフラグは立てないでね?

ん。。。と殿下は唇を突き出してきた。

「いやそれはダメです!やめなさい!」


出発の日、ちょっとした行事が行われた。

王と王妃が見送りにきて神官が無事のお祈りをする。

団長の挨拶があって気合いの雄たけびが上がる。

カミラ殿下は当然お留守番である。

ワルキューレ中隊から5名、カミラ殿下の護衛の為に残る。

誰が残るかはだいぶもめた。

結局私が護衛に向いたスキルを持った5名を指名した。

遠征にいかなくてほっとした顔してた。

うん、遠征よりも王都にいたほうが楽だしね。

護衛は護衛でそれなりに評価されるから問題なし。

まずは西の方角に向かう。相手は玄武。

玄武?

玄武ってあの四神の玄武?

玄武って北じゃなかった?

まぁ王国が中心とは限らないからね。


西の方角に隊列を組んで向かう。

途中いくつもの山岳地帯や川を越えていく。

目標は玄武だがそれにたどり着くまでにもいろんな魔獣と遭遇する。

それらも対処していく。

とある山岳地帯に入る。

ここらは昔酒好きの鬼が住んでいたという伝承が残っている。

十数年前に退治されたらしいが。

酒呑童子かな。

退治したのはきっとなんとかヨリミツって名前だったにちがいない。

熊や猪、オオカミのような魔獣が出てくる。

なんなく対処していく。

退治した魔獣は解体され荷馬車につまれていく。


玄武は亀の体に蛇のしっぽを持つ。

前世の伝承と同じだな。

超巨大なボス個体と人ぐらいの大きさの取り巻きがいる。

ボス個体は数対いて今回はすのうち数匹を間引く予定になっている。

人の大きさの取り巻きは二足歩行をして格闘技をつかってくる。

甲羅で防御して以外に長い手足を使って武術を使いときおりしっぽのへビがかみついて毒を出す。

ボス個体はとてつもなくでかくて小さな城ぐらいある。

こちらはさすがに二足歩行はしないが歩くだけで大地が揺れる。


アスラの魔石にレーダーのようにして敵の位置と数が表示される。

結構な数の人サイズ玄武がいる。

その奥にこれまたでかい玄武がいる。

従来までならでっかいゴーレムを数体、時間をかけて錬成して対応させるのだが

今回は私がいるから大丈夫じゃね?ということになった。

はい私は巨大怪獣担当ですかそうですかたぶんそうだろうと思ってました!

号令が発せられ戦闘が始まった。

まずは取り巻きの数を減らす。遠距離魔術攻撃が始まった。

火の玉がばしばし飛んでいく。

適度にばらしたところで突撃。

自分も自分の小隊を率いて突っ込んでいく。

スイレンとカスミが筋肉で頑張る。

私は鬼包丁をふるう。

人サイズ玄武を見るとなんと武器をもっていた。

刀、サイ、ヌンチャク、棒、ってなんとかタートルズかよ!

あ、三節混もいる。

ちょっと見とれてしまった。

素手のやつもいる。

玉女穿梭!太極拳かよ!

裡門頂肘!こっちは八極拳!

マジか なんでこんな技術もってるんだ?こいつら

ふふふ、燃えてきた。

自分は学生時代、少林寺拳法をやってたのだ。

「相手になろう!」

鬼包丁を地面に突き刺して拳法で応じる。

ちょっと楽しくなってきた。

拳法で応じるといっても相手は魔獣。

力は人間の数倍ある。

一撃一撃が重い。

だが私は怪力の巫女!力はそこらの魔獣よりはるかに上!

拳法の技を駆使して応じる。

スイレンとカスミも筋肉で頑張っている。

取り巻きは次々と倒されていく。


蟷螂拳を使う個体にすこし難儀した。

というかアスラ、カスミ、スイレンに「なにしてるんですか!でっかいのを頼みます!!」

と怒られた。

はい、そうですね、あれは私でないとね。

ごめんなさい。

鬼包丁をつかんででっかい玄武に迫る。

おいていかれたアスラが不満ぶーぶー言ってる。

ごめんってばさ。

でっかい玄武がでかい雄たけびをあげて足踏みをする。

地面が揺れる。

なんとか踏みとどまる。

足から肩口へ駆けあがり頭をぶったたく。

ぐらっと揺れた。

やっぱり脳震盪を起こさせるのは効果がある。

しっぽのヘビがおそってきた。

鬼包丁でたたき切る。

斬られたしっぽのヘビが地面をのたうちまわる、甲羅のてっぺんにのぼり甲羅の隙間に鬼包丁を突き立てる。

オーガブレイクショット!

鬼包丁をぶったたき刃を押し込む。

ファイアーショット!隙間から火の魔法を打ち込む。

広がった隙間に手をつっこみ押し広げる。

甲羅が割れていく。

中身が出てきたところで他の騎士がおいついてきて中身を切り刻んでいく。

巨大玄武は泡を吹いて倒れた。

次! 近くにいた別の巨大玄武に飛び移り同じように対処していく、

結局巨大玄武を五匹倒した。


残った巨大玄武は恨めしそうな目をして下がって行った。

取り巻き玄武も引き下がっていく。

ふう終わったかと思ってると突然恐ろしい気配が背中を貫いた。

玄武の向かう方をみると、山が動いていた!

山の下には巨大な亀がついていた。

巨大玄武は小さい城ぐらいだったがあればそれ以上だ。

山そのものだ。

牙がある。耳もある。

しっぽは蛇じゃない。

アレ玄武じゃない!霊亀だ!!

伝令が走ってくる。

霊亀には手を出すな。っと。

そもそも霊亀は倒してはいけないという伝承がある。

霊亀の上の山には仙人が住むと言われている。

うんその仙人はネズミの姿をしていてあのタートルズに武術を教えていたに違いない。

知らんけど。

霊亀が玄武達を引き連れて去っていくのを眺めていた。


玄武戦の後始末だ。

人型の魔獣を解体するのは精神的にクルものがあるので他の騎士に任せてできるだけ見ないようにする。

巨大玄武のほうを手伝う。

硬い骨や甲羅を切り大きなモノを運ぶ。

巨大玄武の甲羅は装備や建築材としても使われ革を煮込んで作るゼラチンは美味とされている。

肝臓は強精剤として有名だ。

うんこれは殿下には持って帰らないでおこう。

ユリナちゃんが蹂躙されて花が散る未来しか思い浮かばない。

魔石が三つ出てきた。

初めて魔石が出たのを見た。

そのうち一番小さいのをいただけることになった!

一番小さいと言ってもソフトボールの球ぐらいはある。

リィ先生にあげよう。


玄武討伐から帰ってきた。

王都に。

玄武の部材は大きくて多く、すべてを一度にもってかえれない。

この世界には異世界ものでよくあるアイテムボックスみたいなスキルはない。

見張りの部隊を残して王都に戻りすぐに冒険者ギルドに運搬の依頼をかける。

冒険者ギルドは肉体労働者や農民を集めて運搬を始める。

冒険者は主にその指揮と護衛をする。

こうして数日をかけて部材を王都に運び込む。


カミラ殿下!ニュースよユリナちゃん、わたしが帰ってきたの!

学校のたまり場の部屋に飛び込む。

カミラ殿下は人形と抱き合っていた、私によく似た人形だ。

しかもあんたその人形にいまキスしてたね?

黙って一度部屋の外にでる。

ノックをする。

数秒おいてどうぞと声が中からする。

ただいまー!と元気にドアを開ける。

殿下がにっこり笑ってる。あ、ちょっと顔が赤い。


それにしてもこの人形、わたしによく似てる。

似すぎて怖いわ。

「これ髪の毛とかはいってませんよね?呪われたりしませんよね?」

職人につくらせたそうだ。

よく自分に似せることができましたね?写真とかないのに。

え、私の顔はわりと有名?

そうですか。。。そとで下手なことはできないね。


みんなが集まったところで今回の遠征のことを話した。

とくに霊亀と出会ったことはみんな興奮して聞いた。

お土産は部材はまだ未加工なので後日ってことで。

次はどこへいくのですの?っと

次は東だね。

相手は白虎


久しぶりに実家にも帰った。

家には猫がいる。

いつも父上がかわいがっている。

この猫、、、と言ってもいいのか?

というのも尻尾が2本ある!

猫又か!と言っても別に魔獣というわけでもなく人の言葉も話さないし魔術も使わない。

2足歩行もしない。

この個体だけ特別というわけでもなくこう言うのはよくいるらしい。

だが私は怖くて苦手である。

小さい頃はビビって泣いていた。

名前はクロノ三世。なぜか三世。

私は普通にネコマタと呼んでいた。

ネコマタ、もといクロノ三世が私が料理に使おうと用意していた油をぺちゃぺちゃと舐めていた。

私に気がつくとネチャと笑った気がした。

それを見た私は思わずヒィーーーきゃーーと女の子みたいな悲鳴をあげた。

女の子だけど!

首取り姫がかわいい悲鳴をあげたってことでしばらく家の中で笑いものになり数日ほどその話ばっかりされた。

ネコマタめ


次は東の地へ!


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