012-宝物庫とアスラ
王級の宝物庫での一幕。
そして鬼包丁の新しい機能「アスラ」
王国の過去の資料を漁っていた。
自分ほどでは無いがそれなり強い怪力を誇った人達が数十年前にいたらしい。
そう人達である。
5人もいたらしい。
5人はチームを組んで王都の治安維持をボランティアでやっていたらしい。
なんとも奇特な。
赤、青、緑、黄、ピンクのスーツに身を包んでいたとか。
登場するたびに背後に爆発が起こりポーズをつけていたとか。
うん頭が痛くなってきた。
彼らはセンタイカラーレンジャと名乗っていたとか。
うん、この情報も見なかったことにしよう。
ここ最近魔獣退治に勤しんでいた。
で何か褒美をくれるということになり王室の宝物庫から何か持っていけと言われた。
そういうことで宝物庫をあさっている。
小さな杖を見つけた。
魔法の杖のようだ。
だが装飾がやたらとキラキラしておりおもちゃっぽい。
なんかこんなの前世で見たなー
「まるで幼女が持つおもちゃの杖のようだ」
と思いちょっと振ってみた。
するとまばゆい光が出て身体を包み込み今着てる服が消えて新しい服が装着された。
めっちゃパステルカラーでヒラヒラしてる。
「なんだー!これは!なんで私は魔法少女になってるんだ??」
後ろに気配を感じて振り返ると、そこに小さなぬいぐるみみたいな生き物が現れて
「ぼくと契約して魔法少女になってよ!」
とか言い出した。
「やばい、これはヤバいやつだ、契約とか絶対してはいけないやつだ」
生き物をひっ捕まえて杖が入ってた箱に杖ごと放り込んだ。
服はもとに戻った。
やばかった。
見なかったことにしよう。
引き続き宝物庫を漁る。
先ほどの杖は厳重に封印した。
宝物庫の隅の床に何やら魔法陣が書かれているのを見つけた。
本が置いてある。
開いて見てみる。
詠唱呪文が書いてあった。
読んでみる。
「えっと、天秤の守り手よウンタラカンタラ」
なんか聞いたことある詠唱だな?
魔法陣が光り中から軽鎧を着た剣士風の女性が出てきた。
その女性は私のほうを見て言う
「問おう。貴方が私のマスターか ?」
「いえ違います!何かの間違いです!」
そう叫ぶとその女性は
「そうですか。。。」
とつぶやき肩をガックシと落として魔法陣の中に消えていった。
「危ない!もうすぐで聖杯を巡って殺し合いをしないといけないことになってた!」
魔法陣の上に木箱を置いて隠す。
これも見なかったことにしよう。
なんなんだこの宝物庫。
あの人、多分また誰かの家の床から出てくるな。
適当な小さい杖をもらって宝物庫を出た。
これは普通の杖だった。
自分は魔法の杖を持ってなかったので丁度いいと思った。
シンプルだが高級そうで懐に入るコンパクトな杖だ。。。
本当に何も無いよね?この杖。
なんで前世に繋がるような代物が出てくるんだしかもかなり危ないのが。
ここで仮説を立てる。
もしかしてこの世界は私の想像の産物なのか?
だから私の前世にあったようなものが出てくる。
いやそうなるとカミラ王女殿下とか私の両親たちも私の想像で作られたことになる。
それは嫌だな。
うん違う。
きっと世界が変なふうに繋がってしまったのかも。
私のせいじゃないだろう。
ズッパマァンは数百年前の話だし。
うん深くかんがえるのは止めよう。
宝物庫の件で前世のアニメや漫画のことを思い出していた。
アレらみたいに危ないのは論外だがなんかこう例えば変形するプロテクターとかかっこいいなちょっと欲しいなと思った。
少年心をくすぐるヤツ。
女の子だけど!
モビルスーツや巨大ロボットは、、、まぁ自分自身がモビルスーツみたいなもんだしいいか。
変形するプロテクター!いいなちょっと考えてみよう。
飛行機能も有れば尚良し。
意思をもった武器!
いいなロマンがある。
ちょっとリィ先生に相談してみるか。
ワルキューレ中隊で格闘訓練しているとき、勝負を挑まれた。
まだあまり関わったことが無い女の子だ。
いいでしょう、うれしい!
魔法有りで。
私は素手で。相手も武器は持ってなかった。
細身で目が鋭く。
身体を斜めにしゃれた立ち方してた。
ジョジョ立ちってやつだ。
勝負開始!
相手は軽く詠唱。
すると砂粒と光が集まって人の形を作った。
それが自分に向かって拳を叩き込んでくる。
なんだそれはひょっとして、スタンド?!
貴方はスタンド使いか!
まぁ土魔術と召喚魔術の融合なんだろうけど。
結構強い人形だった。
人形が連続して攻撃して術者の女の子が背後に廻って攻撃。
この戦術に結構慣れている感じだった。
まぁ結果は私が力任せにペシっと潰して終わりだったけど良いもの見れた!
宮廷魔術師協会から勝負を挑まれた。
うん何言ってるのかわからない。
ようは研究結果の試験に付き合ってある成果と戦ってみて欲しいと。
ほうほう。良いでしょう。
コロシアム的なところに呼び出されました。
相手は?、、20m位のゴーレム。
なーんだただのゴーレムか、と思ってると
「ただのゴーレムと思わないで下さいね!」
騎士っぽい人がなんと胸部分に乗り込んだ。
操縦できるゴーレムか!
モビルスーツだ!
単純な命令しかできないゴーレムでは無くて
人が乗り込んで操縦できるなら手強い相手になりそうだ!
まぁペシっと倒したのですけどね。
けどロマンのある成果だ感動した!と研究者に伝えた。
愛剣「鬼包丁」
リィ先生の対応により意思を持って喋れるようになった!
持ち手のところに赤い魔石のようなものがつきこれが核になるそうだ。
召喚魔術と古代のちょっと魔法っぽい技術の融合。
あのリィ先生、禁呪とか使ってませんよね?大丈夫?そうですか。
「ハロウ、マイマスター、アイ・アム オニ ボウチョウ。」
「アイラブマスターミートゥー」
おおお凄い!
ちなみに索敵機能付きで自らの判断で衝撃波を出す機能付き!
素晴らしいいいいい。
ハーイ私の名前はユリナちゃん!
超絶美少女!
でも中身はいい歳したオタクのおっさん、みんなには内緒だよ♡。
日本でオタクライフを蔓延してたんだけどトラックに引かれて気がつけば異世界でキュートなベイビー。
しかも女の子になってた。
その世界はなんと剣と魔法の世界!異世界転生だった!
その世界で超絶物理特化のチート能力に目覚めるユリナちゃん!
首取り姫なんてキュートな二つ名をもらちゃった♡。
何故か王女殿下に気に入られ今日もユリナちゃんの唇の安全は風前の灯火。
これからどうなっちゃうのか、し、ら。
以上総集編
ハーイ!私はユリナちゃん!ってこれはもういいか。
鬼包丁の人格には「アスラ」という名前を付けた。
「阿修羅」をもじった名前だ。
「オーケー、オールライト、マイネームイズ アスラ、センキュー」
聞いてみたら人格としては女の子らしい。
自分の周りには女の子ばかり集まってくるな。
ちょっとアイデアを思い浮かんだので試してみる。
まず鬼包丁を勢いをつけて投げる!
そしてジャンプして投げた鬼包丁の刃の上に乗る!
これで飛べる!
ダメだった。
自分の力で投げた鬼包丁にジャンプで追いつけなかった。
アスラが乱暴に投げられたことに対して抗議してきた。
刃を研いで機嫌を取った。
長い長い遠征が始まる。




