011-ユリナ商会とウォーハンマー大隊
ユリナ商会の前進と
ウォーハンマー大隊への入団
ワルキューレ小隊!
自己所有の食品会社と服飾会社
基本的には人任せなんだけど時々新製品開発に首を出してる。
たこ焼きの延長でお好み焼きもやってみた。
小麦も流通経路が大量に確保出来たのでうどんも作ってみた。
うどんが出来ればラーメンも、パスタも。
なかなか順調だ長く独身料理家やってたおかげだ。つ、強がりじゃないからな!
新製品開発の場にカミラ殿下がよくついてくる。
試作品をよく食べてもらう。
美味しい美味しいとよく喜んでくれる。
うん、すっかり餌付け状態だ。
抱きついてきたときお腹をつまんだら固まった。
「な、何するの!?」
「いや、ちょっとお腹が気になってな」
「もう、やめてよね!」
「でも、カミラ王女殿下も少し太ったんじゃないか?」
「えっ!?」
「いや、別にいいんだけど」
「う、うん……」
「しかしながら王女殿下、あまり太ると健康に悪いかと」
「う、うん……」
「それに、あまり太ると王女殿下の魅力が半減しますよ」
「えっ!?」
私はかなりの量を食べる。
この超怪力の身体が求めるからだ。
しかしぜんぜん太らない。
いや胸とお尻は順調すぎるぐらい育ってるんだが。
でもウエストはキュッでシックスパックではないが筋肉の上にうっすら脂肪が乗ってる
理想的な女の子の腹筋。
身体も手足も同い年の子と比べるとかなり細い。
どっからあんな力が出るんだ?
食べても食べても太らない。
カミラ殿下にズルい!反則だ!と叫ばれた。
貴方の料理で太ったんだから責任をとってとか言われた。
知らんがな。
「いや、私はどうやら太らない体質なんですよ」
「ずるい!あなたの料理で太ったんだから責任取って!」
「知りません!」
良し!それなら!
とカミラ殿下のメイド達に命じて徹底した食事制限を命じた。
え?違う?そうじゃない?鬼?悪魔?
でもカミラ殿下、運動ダメダメじゃないですかー。
え?あんな無慈悲な食事制限よりは良い?
フッそれなら覚悟をしなさい。
私の奥義を授けよう。
ということで私が毎日やってるトレーニングと同じメニュー。
はさすがに死んでしまうのでその50分の一ぐらいのメニューで。
うーん改めて自分のメニューみるとつくづく化け物だな。これ。
結果、すでにカミラ殿下は虫の息です。
アレでもきつかったか。
おつきの貴族娘から治療魔術をかけてもらってる。
何か方向性を変えるか?
魔術でサウナ。うん直ぐに干物になりそうだ。
いや魔術で無理矢理がダメなんだ。
普通にサウナだ。
軽い運動と併用すれば効果的だろう。
終わった後ビールとか飲むなよ?
ってことでサウナ施設に行くことになった。みんなで
この世界にもサウナはある。
むしろお風呂より一般的だ。
王宮にもあるし王都にもそういう施設を持ったお店もある。
だが今回はせっかくだからということである領地の別荘地に訪れた。
あの第二位令嬢の別荘地だ。
やたらと自慢してくる。うぜー。
運動施設もあったのでカミラ殿下を適度にしごく。
サウナタイム!
下にビキニ水着を着てサウナ着を羽織る。
カミラ殿下、さすがにこの格好では抱きつかないように!ハウス!
前世おっさんが美少女達とサウナ?
字面だけなら色々アレだが こちとらもう14年も女の子やってきてるんだ。
普段もメイドと風呂入ってるし女性騎士仲間や女子同級生と水風呂浴びたりしてる。
もう慣れた。
むしろこっちが見られるのが恥ずかしい。
カミラ殿下、サウナは初めてらしい。
「うわー、すごい熱い!」
「うん、でもこれが良いんだ」
「うーん、汗がいっぱい出てきたよー」
「うん、これで体の中の悪いものが出ていくんだ」
「へー、そうなんだー」
「うん、でもあまり長く入ってると危ないからな」
「うん、わかったー」
トレーニングジム、銭湯、サウナ、食事処、簡易宿泊場を持った施設の運営。
うん良いかもな。
と新たな商売を考えた。
まぁこれはそれなりの土地と人員が必要だな。
どうしても規模がでかくなりすぎる。
将来にもっと資産が貯まって人材が集まってからだな。
脳内やりたいことリストに追加する。
療養地の夜、カミラ殿下が部屋を訪ねてきた。
一緒に寝ませんか?と胸元に小さな薬瓶を持って。
見たことのある薬瓶だな。あー。
「私に媚薬は効きませんよ?」
「え!そうなんですか!」
なに持ってきてるんだー貴方は。
母上の研究室で見たことがある。
母上は毒類のエキスパートなのだ。
実験で飲まされたこともある。私には効かなかったけどね!
「貴方の母上も大概ですね」
カミラ殿下に言われた。
こんなもの使おうとしてごめんなさいと謝ってきた。
とりあえず媚薬は暖炉の火にポイした。
背中と肩を抱いてあげた。
十五歳になった!
ご存知5歳毎の誕生日は盛大に祝うのが慣例だ。
今回も誕生日の近いカミラ殿下の誕生日パーティーで一緒に祝ってもらえることになった。
カミラ殿下とおそろいの真紅のドレスと髪飾り。
2人でダンスもした。
双子の姉妹みたいだった。
王、王女からも盛大に祝われた。
両親からもいっぱい祝われた。
おえらいさんからの挨拶は大変だった。
十五歳ともなると今までとちょっと違って来る。
順成人と扱われるようになり早い人は爵位を持ったり結婚する人もいる。
今自分の家は下級の上の貴族だが、私個人に中級以上の爵位を与えようかという話が出ているらしい。
まぁこれはいずれそうなるだろうなという話は色んな人から聞いていた。
決定はもうちょっと先になりそうだ。
十五歳になると酒が飲める!
ということで誕生日パーティーで飲んでみた。
というか飲まされた。
自分の身体にはアルコールが効かなかった。
酔えなかったのだ。
味は楽しめた。
でも酔えない。
まぁ毒が効かなかったからたぶんそうじゃないかなとは思っていたが
なんとも残念だ。チクショー!
高等部に進学した。
私は騎士科へ進み、カミラ殿下とそのおつき令嬢2人は政務科へ進む。
2位の令嬢様は会計関係へ進むらしい。
とは言っても共通授業ではほとんど一緒にいる。
そう騎士としての修行が本格的に始まる。
今まで予備隊として参加はしていたので顔馴染みはいっぱいいる。
仲のいい女性騎士の先輩が色々世話してくれる。
騎士科は男子が多い。
騎士科の授業は厳しい。
騎士としての心得、剣術、馬術、戦術、戦略
、歴史、地理、政治学、経済学、法律学、魔術学、体術、武具学、兵器学、戦場医療学等々。
まぁ色々やる。
特に体術は厳しい。
騎士は戦場で戦う。
戦うためには強靭な肉体が必要だ。
騎士科の男子はみんなガタイが良い。
私は女子の中では一番大きいが男子と比べると小さい。
だが私は超怪力だ。
体術の授業では男子に混じっても全然負けない。
いやむしろ勝つ。
というか、規格外ってことで相手が引いてる。
まぁいいや。
行進訓練。
重い装備と荷物を背負い長く険しい道なき道を延々と進み続ける。
もう4日間歩き続けだ。
自分は全く平気だった。
この反則的な身体だしね。
ただし絶対にほかの人の荷物を持ったりしてはいけないと命令されている。
苦しそうな顔してる仲間達をみるのが辛い。
歩く。歩く。ひたすら歩く。
騎士団として戦闘時の私の運用は非常に難しい。
戦闘能力が突っ出しすぎているのだ。
拳銃がいっぱいある中で一発だけ核ミサイルが混じってるようなものである。
よって戦闘でも私一人を敵集団の中に放り込んで暴れさせるというのが基本になってしまう。
というかそれしか出来ない。ひどい。
だが戦力として非常に重視されているのは確か。
まぁ仲間というよりも爆弾扱いだが。
で私が男嫌いを一時期噂されていたのと
騎士団の男共が上半身裸でうろついていたのを見た私が気分悪そうにしていたのを見て
自分の周りを女性騎士で固めてくれるようになっていた。
副団長が女性だったのもプラスに働いた。
あーいいなこれ。
トイレの時とか着替の時とか野宿の時とか女の子の日の時とか色々気が楽でとても良い。
ありがとうありがとう。
自分の部隊は正式には単に第302大隊と呼ばれていたが私が入ったことで名付きとなった。
ウォーハンマー大隊。だそうだ。
明らかにハンマーが私だよね?
150人の部隊。
大隊と言うには少ないけどね。
でそのうち女性50人だけで構成された私のいる中隊がワルキューレ中隊。
そして私は2人の女の子と一緒に小隊を構成している。
私は一応小隊長。
ワルキューレ1と呼称されている。
私について来てくれる2人。
一人は身長190cmにも及ぶ女性だった。
名を「スイレン」と言う。
デカい。胸もデカい。
筋肉モリモリのボディビルダー。
憧れの筋肉です!
もう一人は体型は普通だったがこちらも筋肉モリモリ。
名を「カスミ」と言う。
二人とも身体強化が得意だった。
なんと私の鬼包丁を持ち上げて振るうことが出来た。
素晴らしい。
二人とも脳筋だった。
ミスをすると反省します!と叫んで腕立て伏せ始めたりとか。
うーん仲良くできるだろうか。
私がカミラ殿下と一緒にいることが多いのとカミラ殿下の護衛を兼ねて
行事に一緒に出ることが多いので
必然的にワルキューレ中隊も一緒についてくる。
ということでワルキューレ中隊が実質カミラ殿下の護衛部隊、私兵部隊のようになった。
一気に周りに女性が増えたことで妙な対抗意識を燃やすカミラ王女殿下。
ユリナを誰にも渡しませんわ!とかわけのわからないことを言ってる。
ワルキューレ部隊の人も殿下と私の中に割り込むつもりはありません
どうぞお幸せにとかよくわからないことを言ってる。
ワルキューレ中隊が実質カミラ殿下の専属になれたのは
カミラ殿下を王にと企む勢力が推していたためだ。
カミラに力をつけてもらおうと判断したのだろう。
実際に第一王子派からクレームがあった。
私兵を持つとは何事だクーデターでも狙ってるのか!と。
だが第一王子派も探られたく無い腹があるのであまり強くは言ってこなかった。
いくつかの暗殺者は第一王子派が派遣していることは分かっているからだ。
うん、近い将来きな臭いことが起こりそうだ。
それまでに力をつけておこう。
最低でも殿下は守るのだ。
国王:アウグスト・ヴェルディナス=オルステッド
・「大地の王」の異名を持つ、穏やかで老練な王
・政においては調和と均衡を重んじ、表立った派閥には加担しない中立の象徴
・しかしその目は常に“次代”を見据えており、カミラ殿下の動きにも密かな関心を寄せている
王妃:エレオノーラ・ルクレツィア=オルステッド
・王家と古くから縁深い名門貴族出身の、威厳と知性を兼ね備えた王妃
・慈愛に満ちた微笑みと、ひとたび政に入れば誰も逆らえぬ鋼の判断力を併せ持つ
・「エレオノーラ」は高貴さを、「ルクレツィア」は理知と静かな芯の強さを象徴
・若かりし頃はカミラ殿下によく本を読み聞かせていたという、物静かな情愛がにじむ逸話も
第一王子:リュカ・オルステッド
・王と王妃との子、継承権第一位
・表向きは誠実で優雅、王道を歩む正統派王子
・だが裏では政治的な動きも手堅く、影のネットワークを使いこなす老獪さも
・「正しさ」にこだわる完璧主義者ゆえに、ワルキューレ中隊を脅威と見なす
第二王子:セイル・ローレント
・王と側室との間に生まれた子、継承権第二位
・自由奔放で風のような王子。王位に執着はなく、学問や異文化に興味を持つ
・カミラ殿下とは子供の頃から親しいが、距離感は常にふわふわしている
・女性に片っ端から声をかけるプレイボーイ
・ただし、危機が迫ると誰より鋭く状況を読む洞察力の持ち主
第三王女:カミラ・セレネ=オルステッド
・王と王妃との間に生まれた子、継承権第三位
・月のように静かで神秘的…とされていたのは昔の話
・今や筋肉と混沌に囲まれながらも毅然と立つ、侮れない気配を湛えた令嬢
次は新たな王都の伝説と宝物庫での一幕
そして鬼包丁に新たな機能が




