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11.夜に

美波は風呂から上がって薄手のパジャマを着た。

その格好のままリビングへと戻ると陽翔は顔を赤らめた。

そのままソファへと向かい美波は陽翔の横に座る。

陽翔ははぁと大きなため息をついた。


「どうかした?」


美波が尋ねると、もう一度陽翔は顔を赤らめながらはぁとため息をつく。


「ちゃんと…服着てくださいよ……」


顔を赤らめながら言う陽翔に南は首を傾げた。

パジャマはだめだったのだろうか。


「着てる…けど…?」


美波が聞き返すと陽翔は怒った様子でこれです!と美波の胸の先を指差すがその指が勢い余って美波の胸の先を掠める。


「ん………」


2人の間には沈黙が広がった。

下着をつけろと言う意味だったのかと美波は納得する。


「襲われたくなかったら…早くつけてきてください…」


赤らめた顔を手で隠しながら足を組み陽翔は弱々しい声で美波に頼む。

その様子が可愛らしくて美波はくすりと笑った。

そして、もう少しだけ揶揄いたくなってしまったのだ。


「もっと…触ってもいいよ…?」


「え…?」


2人の間にもう一度沈黙が流れた。

先程よりも長く恥ずかしい沈黙に美波の頬もどんどん赤く染まる。


「やっぱりやめ!下着つけてくるから!」


といい立ち上がった美波に陽翔が後ろから抱きついた。


「やめるなんて言わないでください。先輩にもっと触れたいです。いいですか?」


美波は黙ってうなづいた。

服の上から美波の体をそっと触ってくる指に痺れる。

人に触ってもらえている。求められているという優越感と甘い陶酔。


もう美波を止めるものは何もなかった。


「ねぇベッドに行こう」


陽翔はベッドで美波を押し倒した。

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