表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/150

お年玉

「あけましておめでとう、はい…お年玉」

「ありがとう」


 私は毎年、お年玉を貯金している。

 大好きなおばあちゃんにとびきりのプレゼントをするため、欲しいものをガマンして貯めてるの。


 肩がこって、腰も痛くてたまらないというおばあちゃんに、電動マッサージチェアを買ってあげるんだ。

 20万円もするからがんばって貯めなきゃ!


 保育園の頃から貯めていたお年玉貯金箱がパンパンになった。

 フタが閉まらないからガムテープでとめているの。


 ついに…目標金額達成!

 早速パンフレットを貰いに行って、おばあちゃんに差し出すと。


「がんばったねぇ!おばあちゃん、あやちゃんの名前で全額お布施に出してきてあげたよ!」


 空っぽの貯金箱を手渡された。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
むしろ、こんな何も言わずにお布施に出すおばあちゃんならあげなくてはよかったのでは(え とはいえ、純粋な気持ちを踏みにじられたので辛いでしょうね……。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ