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化粧落とし
職場の最年長、森崎さんは…美魔女だ。
今年50歳になるというのに、ゆで卵のような肌をしている。
メイクが濃いわけではないのに、シミ一つ見当たらず…キュートな笑いジワ以外にたるんだ部分もない。
「どうしてそんなに美しいお肌でいられるんですか!」
「実は…ここだけの秘密ね?特別なクレンジングを使っているの」
森崎さんに拝み倒し、クレンジングを分けてもらった。
小瓶に入ったクリームは、手作りなんだって。
たっぷり手に取り、ゆっくりクルクルと…塗り込めてみる。
きめ細かいクリームが、肌に浸透していく…。
ホント、何もないみたいにツルツル……。
……ツルツル?!
「ふふ、アナタのお顔…姿…体…もらっていくわね」
顔が、ア ツ イ …




