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仔猫

こちらは

https://ncode.syosetu.com/n5324hi/

この作品をアレンジしました

 冷たい雨が降り出した夕暮れ時。

 傘を忘れた私は、急ぎ足で自宅に向かっていた。


 ……ァ、…にゃ……。


 曲がり角に差し掛かった瞬間、か弱い鳴き声が聞こえた。


 足を止めて辺りを確認すると、小さな段ボールが置いてある。

 箱を開けると…、一匹の仔猫。


 私の家はペット飼育禁止のアパート。

 この子猫を連れて行くことは、できない。


 そっと箱を閉め、その場を立ち去った。


 帰宅し、シャワーを浴び、ドライヤーを止めた時、激しい雨音に気が付いた。


 頭を過るのは…、小さな、仔猫。


 誰かに拾われただろうか。

 …見に行ってみようか。


 見に行ったところで飼う事はできない。

 …でも。


 葛藤の末、傘を差して子猫のもとに向かった。


 ひしゃげた段ボールの、中には。

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