表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/150

自動書記

 文芸部に所属する私は、恋愛小説が好きで泣ける物語を書きたいと思って入部したものの全く文才がなく、撃沈していた。


 文化祭に出す部誌の締め切りが迫り、焦った私は神頼みをした。

 するとその日の晩から、自動書記能力に目覚めた。

 思い描いたシーンが自分でも感動してしまうレベルに装飾され、美しい文章となっていく。


 素晴らしい能力を得たと確信していたが、物語が佳境に差し掛かったあたりで刺々しい文章が増えてきた。


 〇下〇佳という女がディスられまくるシーンばかり書くようになった。

 気を抜くと〇下〇佳を呪う言葉ばかりになる。


 ヤバいと思ったので慌てて自力で物語を書き始めたら、自分を呪う文章しか綴れない。


 やだ、嫌だよ、助け…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ