表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
300文字でわりとコワイ  作者: たかさば


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

123/150

素質アリ

 …最近、頭がむずむずする。

 こめかみの上、髪の生え際あたりに違和感がある。


 少し出っ張っていて、気になるので何度も触っていたら膨らんできた。

 薄い皮膚の下に硬いものがあるような…今にも突き破ってきそうで気が気じゃない。


 次の休みは皮膚科に行ってこよう。

 そう決めた土曜の夜。


「どうも初めまして!私、魔王協会のものですが!」


 頭に角の生えたサラリーマンが訪ねてきた。

 なんでも、俺は魔王の素質があるらしい。

 頭がむずむずするのは、角が生えかかっているんだそうだ。


 そんな事言われても…俺なんかが魔王になれるわけがない。

 丁重にお断りした、その瞬間。


「では、不要なものを…処分しますかね」


 こめかみに、厳つい指先がめり込んだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ