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300文字でわりとコワイ  作者: たかさば


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歩道橋での邂逅

 私は、歩道橋が好きだ。


 大通りにかかっている歩道橋を渡る時、いつも中ほどで足を止め、眼下を見る。

 自分の下を通り過ぎてゆく車を見るのが…心地いい。


 遠くから向かってくる車を眺めていると、何となく癒される。

 遠くに向かって小さくなっていく車を見ると、何となくすっきりする。


 じっと見ていると、吸い込まれて行きそうな…。

 ぼんやり眺めていると、飛び込みたくなるような…。


「お嬢さん、何か…困りごとでも?」


 突然初老男性に声をかけられ、ハッとする。

 いつの間にかトリップしていたみたい。


「ぼんやりしてただけです…」

「飛び降りするんじゃないかって心配したよ」


 親切な男性に頭を下げ、階段に向かい。


 ふと、振り返ると。


 誰 も  い  な  い  。

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