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300文字でわりとコワイ  作者: たかさば


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しらたま団子

 二月の敬老会で、善哉を提供することが決まった。


 昔よく見かけた、ストーブの上で煮込まれる小豆の鍋。

 会場内を暖める目的と老人の心を暖める風景が一致したとかで…役員たちははりきっている。


「善哉には餅がないと!」

「餅なんか危ないよ」

「白玉とかどう?」

「いいねえ」


 正直、嚥下能力に衰えのある老人に出すものではないんじゃないかという気持ちが強い。

 事故が起きてしまったら大変だ。


「いや、俺はやる!」

「大丈夫、心配し過ぎだよ」


 中止をすすめるも、乗り気な役員は聞く耳を持たない。


 イベント当日、参加者は注意深く白玉入りの善哉を口にし、舌鼓を打った。

 何事も無くて良かった…そう思った時。


 役員が白玉をのどに詰まらせ、倒れた。



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