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モノグラマノフ  作者: 鞍馬 天誅
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変化

彼は変わらず思考をめぐらせながら自身の生き残るみちを模索する生活をしていた。


そしてその思考の末、彼は自身を強くするために弱った同族や敵にトドメを刺す、という行為を行っていた。


理由は分かってなどいなかったが生物を殺せば殺すほど、その相手が強ければ強いほど自身が少しずつではあるものの確実に強くなる感覚を感じていたのだ。


その感覚は回数を重ねれば重ねるほど弱くなり薄まっていく。強くなっていく感覚があまりにも小さく感じ取るのも難しくなってきた頃にはその広い空間の中で、1番強い存在になっていた。


彼の肉体や内臓などは全て、生まれ落ちた頃とは比べものにならないほど発達したものに変わっていた。


もちろん脳や理解力、記憶力なども同じように向上していた。


それによって彼の知能は爆破的にあがり3歳くらいから12歳ほどにまで思考力が上昇し、彼の思考はより深くめぐらせる事ができるようになっていた。


そして、彼は自身が他より優れているという事を自覚していたが、外からやってくる敵よりかは自身がまだ弱いという事を自分なりの見解で、理解していた。


その事を理解した彼は、行動に移す時は自身が確実に敵うと感じた相手にだけ姿を晒し、敵わないと少しでも感じる相手には姿や自身がいた痕跡なども全て隠すようになった。


彼は今思い悩んでいた、今より強くなる方法がみつからないからである。自身をより強化する術がないと彼にはもうどうしていいのかなどわからなかった。


彼は自身が死なないためにより強くなるための方法を思考し模索するのだがなかなか困難を極めるのであった。









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