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モノグラマノフ  作者: 鞍馬 天誅
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迷宮

彼はまだ生き残っていた、自身の持つ全てを使い死なないように彼の取れる最善の注意と警戒を払いながら生活していた。


そして彼以外の多くの同族が殺されてから、彼の思考力、理解力、判断力は少しずつだが向上してきていた。


あの恐怖を感じた一件から数ヶ月の時が経ち、彼はここが迷宮またはダンジョンという場所である事を本能的に理解していた、さらに彼は3つの事を覚え、理解した。


1つ、ここには自分たちの敵、人間というもの達がやってくる事。

2つ、人間の攻撃を貰ったら死ぬため絶対に貰ってはいけない事。

3つ、人間もしくは自身の同族を殺すと自身が以前より強くなる事

という3つの事である。


今回は彼が考えている事をわかりやすいようにこうして箇条書きにして書いたが、本来はこんな感じの事をぼんやりと分かっているだけであったりする、、、


まぁ、それはさておき、これらの3つの事は彼が数ヶ月の生活を送っていく上で理解する必要性を感じた出来事である。


それ故、これから彼は最低限これらの事を自身の解釈に合わせて生きていく事だろう。


これらの小さな気付きは、人間や他の頭の良い生物と比べれば大した事のないものかもしれないが、彼の種族の中で比べればとても大きな事であった。


これからも彼は自身が死なないようにするために、思考を加速させて更なる思考を練っていくだろう。







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