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転生したら小金持ちの禿げ親父だった  作者: あるかなそーと
第二章
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第六話

キングサイズの畳みベッドの上で僕は目を覚ます


何だか嫌な夢を見ていた気がする、そうだ、テスト勉強をすっかり忘れて期末考査をどうすれば良いんだとか焦りまくっている、そんな感じの夢だ


時計を見ると未だ朝の5時前でなんでこんな早くから目が覚めるんだ?


壁の天井付近に開いた明りとりの飾り窓から朝日が差し込んでいるが、とてもじゃないけれど清々しい気分とは言い難く、身体中が重いと言うか疲れが取れていないと言うか何なら眠る前よりも余計に疲れている感じさえする


それに何だか口の中がネトネトして気持ち悪い


僕は眠い目をしばしばさせながら起き上がって、寝落ちしてベッドの下に落っことしたままのタブレットを拾い上げて開いてみる


僕は昨日、自分が電車に轢かれた時のニュースがネットに出ていないかと思って「轟木哲也」「電車」「人身事故」で検索しまくりながら残念ながらそれらしい記事は一つも見つからずいつの間にか眠ってしまっていたのだ


ネットブラウザを閉じて、ふと、タブレットのホーム画面の隅に知っているゲームのアプリを見つけて、何の気なしに立ち上げてみる


55歳にもなってこんなゲームするんだ、、って、この人「東郷忠良」はそう言えばガチのオタクだったんだと改めて思い出す、そして驚く


それは大人気3DオープンワールドRPG「知恵の実」、アニメ風の3Dキャラクターを自在に操って広大で美しい世界を旅しながら生き別れになったフィアンセの「イヴ」を探す、と言うストーリー、行く先々でトラブルと強敵が待ち受け、その土地土地の可愛らしい女の子達の助けを借りながら冒険を繰り広げていくのだ


って、開いてみて驚いた(大事な事なので2回言った)


何と、全ての五つ星キャラがモチーフ武器とセットで取得済みで、しかも全てのキャラと装備が最大レベルまで育成すみなのだ! 何が凄いってこのゲームはガチャが渋くて有名なのに、一体どれだけ課金すればこんな事ができるのかしらん!


「すげぇ、」


これは、重課金を通り越してもはや廃人と言っても良いレベル

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