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第14話 兄妹三人でお布団に

年齢的にあんまりエロいことはできないです。

-双子の兄アム(勇者アム)視点-


試験の結果は無事Sクラスだった。

もちろん、エリとモニカも一緒だ。


良かった、エリに迷惑をかけなくて済んだよ。


「いよいよ明日から登校だな」

「ああ。それと、モニカには本当に感謝している」


俺のスキルから色々やれることを考えてくれたり、欠点を教えてくれたりしてくれた。


寝る時間を削ってしまって申し訳なく思っているが、


『私が好きでやっているんだ。それよりも負けないことだけを考えろ。負けることはアムに負けた私に申し訳ないと思え』


なんて言ってくれるからな。


「アムは私にどのくらい感謝している?」

「すごくいっぱい、かな?」

「それなら、今夜は訓練をしないことにしてくれ」


そうか。

明日は魔導学園中等部の入学式だし、たまには早く寝たいよな。


「わかった。じゃあお休み」


がしっ


え?


「どこへ行く?訓練をしない代わりに、私の相手をしてくれ」


相手?

こんな夜遅くに?

まさか?!


「いつも訓練ばかりで、お前たちのこととか父上や母上の事を良く知らない。教えてくれ」


話し相手かっ!

だよねっ!


「わかったよ」

「それならここで」


ぐい


ん?


そこって、ベッドだぞ。


「添い寝しながら話がしたい」

「どうして?!」

「寒いからだ。いや、それは嘘だ。私が大好きなアムとくっつきたいからだ」


うう、なんてストレートなことを。


最初は好みじゃない性格だと思ったけど、色々一緒に頑張っていたら、ちょっと最近ではいいかなって思えてきたからなあ。


くっつくだけ。くっつくだけ。


ごそごそ ぺた。



ん?


ぺたぺた


あれ?さっきまで寝間着のワンピースだったはず。

どうして手のひらにモニカの素肌が?


「どうした?もっとくっついていいんだぞ。いや待て。どうせだから」


しゅんっ


ん?


え?


ちょっと待て。

どうして俺が全裸に?


「アムの手伝いをするだけでは私が進歩できない。だから装備を瞬間的に着脱する『瞬間装着クイック・イクイップ』の魔法を練習して改良し、普段着の着脱もできるようにしてみた」

「他人の服までできるようにするとは、すごいなモニカ」

「むう。思ったよりアムが恥ずかしがらない」

「恥ずかしがってほしかったのか?」

「恥ずかしがったところでぎゅっと抱きしめて、もっと恥ずかしがらせようようと思った」


危なかったな。

恥ずかしいけど痩せ我慢して正解だった。


「肩を寄せ合うだけじゃダメか?」

「それで十分だ。じゃあ、話を」

「エリに引っ張られるまで20分しかないけどな」


全裸の俺たちの所にエリが飛んで来たらそれこそ修羅場だ。

いや、二人とも俺の恋人じゃないけどさ。




「…そんなこともあったのか。ん?そろそろだな」

「服を着せるのもできるのか?」

「できる。えい」


しゅん


おお!元通りだ!


「この魔法は誰にも教えるなよ。他人の服を勝手に変えられるとか、普通の人が使えるようになったら一大事だ」

「わかっている。アムとエリにしか使わない」

「エリにも?」

「二人はすぐ引き寄せあうから、学園の更衣室とかトイレとか、まずいと感じたら私がアムやエリに服を着させる」


それってすごく助かるな。

学校でどんなトラブルあるかわからないものな。


「もしかしてそのためにこの魔法を?」

「違う。こっそり裸になってアムを驚かせたり、アムをいきなり脱がすために覚えた。私利私欲があるほうが魔法は上達する」


そんなものなのか。

魔族的思考なんだな。


いかん、元々超美人なのに、こんなストレートな性格もいいなって思えてきてしまった。


「じゃあ、部屋に戻るよ」

「アム、おやすみ。でも、いつか一緒に寝たい」

「エリを含めた3人ならいいかな」

「本当?」


嬉しそうだな。

って、もう枕持ってるけど。


「今から3人で寝たい。これからずっと学校でも一緒。それなら寝る時も一緒で」

「エリを説得するの手伝ってくれよ」

「まかせて」

「その前に服を着てくれる?」


全裸で胸に枕とか、刺激強すぎるぞ。



-魔族モニカ(女神ミュール)視点-


アムが赤くなって顔を背けている。


お布団の中で見えないとはいえ裸で触れあっても平気だったのに、枕で前を隠しているのは恥ずかしいようだ。


しゅん


私は一瞬で服を着て、アムと一緒にエリの所へ行く。


「エリ、寝てるか?」


いつもエリ様が寝付いてから私の部屋に来て訓練をしていた。


場合によっては20分おきにエリ様の体に触れに戻ってからさらに訓練を続けていた。


今夜はまだエリ様が寝付いたばかりだろうから、あのくらいの声かけで起きるのではないだろうか?


「すーすーすー」

「起きないか。今夜は諦めるかな?」

「アム。起きないなら起こせばいい」

「いや、良く寝ているのに起こすのはかわいそうだ」

「大丈夫だ。まず、お布団に入ってくれ」

「こうか?」

「そして私がエリ様を挟んで反対側に入る」


もぞもぞもぞ


「それで?」

「こうする」


しゅん!しゅん!しゅん!


「「え?」」



-女魔王ステラ(双子の妹エリ)視点-


モニカが来てから毎晩、アイツは夜にベッドを抜け出してモニカの部屋に行っている。


20分おきにアタシの手をさわりに来るから、何かやましいことをしているんじゃないわよね。


たぶん、音がしなくなる結界を張ってもらって、素振りとかの鍛練をやっているんだわ。


お陰で最近は毎晩快眠だけど。


それで今夜は早く戻ってきたと思ったら、モニカも一緒みたいね。


「エリ、寝てるか?」


面倒だから寝たふりしておくわよ。


「すーすーすー」

「起きないか。今夜は諦めるかな?」

「アム。起きないなら起こせばいい」

「いや、良く寝ているのに起こすのはかわいそうだ」


そうそう、ほうっておいて。


「大丈夫だ。まず、お布団に入ってくれ」

「こうか?」

「そして私がエリ様を挟んで反対側に入る」


もぞもぞもぞ


ん?

何してるの?


「それで?」

「こうする」


しゅん!しゅん!しゅん!


「「え?」」




どうしてアタシが全裸…じゃなくて下着姿に?!


「モニカっ!早く戻せ!」

「モニカっ!アンタ、何するのよ!」

「エリ、起きていたのか?」

「あっ」


しまったわ。

でも、そんなことは問題じゃないわ。


「これから3人一緒に寝ることになった。だから裸、いや、下着姿の付き合い」

「モニカ、説得からだって言ったじゃないか」


説得って何?

3人で寝る気なんて無いわよ。


「アタシは説得されても嫌よ!」


あのクソ女神が中に入っている、外見がアタシの奴と一緒になんか寝たくないわよ。


「モニカ、とりあえず服を戻して」

「わかった、アム」


しゅん!しゅん!しゅん!


すごい魔法ね。

まさか他人の服を脱がせたり着せたりできるなんて。

低レベルの黒魔術だけでここまでやれるようになったの?


「エリ、いきなりですまなかった」

「あたりまえよ!だいたい、どうして狭いのに3人で寝ないといけないのよ」

「そこを何とかならないか?」

「じゃあ、どうやって並ぶつもりだったの?兄貴が両側にアタシとモニカを(はべ)らすの?」

「侍らすって…俺はエリを挟もうと思ったんだけど」


え?


そういえば、今左右に兄貴とモニカが居るわね。


アニキとアタシはくっついてないと寝れないけど、どうしてモニカはアニキの横じゃないの?


(お兄様はきっと見せたくないの)


エリちゃん?

何をだ?


(毎朝、起きた時に背を向けているの。わかる?)


えっと…ああっ!


アニキの『破城槌』かっ!


朝にアクティブになるから見せられないってことね。


これでもしモニカがアニキの横で寝たら…すごく恥ずかしい思いをするに違いないわ。


ふっふっふ。

これはチャンスだわ!


「仕方ないわね、試しに今夜寝てあげるわ」

「本当か?!ありがとう!」

「その代わり、モニカはアニキの横ね」

「え?ちょ、ちょっと待ってくれ。それは困る」

「何が困るのかしら?」

「あ、えっと、女の子二人に挟まれるのは恥ずかしいというか…」


やっぱりエリちゃんの言った通りみたいね!


「じゃあ、やめるわよ」

「わ、わかった。それでもいいから」



-双子の兄アム(勇者アム)視点-


どうしよう…このまま寝たら、朝にすごい恥をかくかもしれない。

俺だって好きでこんなに『大きなモノ』を付けているわけじゃないんだ!


モニカにはもう知られてしまったから、モニカの側を向いて寝るか…。


いや、もし何かのはずみでそれがモニカに触れたりしたら、それこそ軽蔑されてしまう!


エリに見せるのはもっとありえない。


上を向いて寝たら布団が持ち上がっておかしく思われるだろうな。


うつぶせで寝れるかな?

でも、やるしかない!



-魔族モニカ(女神ミュール)視点-


ちゅんちゅんちゅん


ん?朝?


アムはまだ寝ているな。


…?!


アムの下半身が浮いてる?!

どういうことだ?


…アレで体を持ち上げているだと?!

すごい力だな。


「アム、朝だぞ」


ぽん


ぐらっ


え?


「わあっ!」

「きゃあっ!」


バランスを崩してアムが向こうへ倒れてしまった。



-女魔王ステラ(双子の妹エリ)視点-


な、なんでアニキが降ってくるのよ!


「どいてっ!」


ぐにゅっ


「にゃあああああっ!」


さ、触ってしまったわっ!

固くて柔らかい変なものを触ってしまったわ!

自分でもなに言ってるかわからないけど!


「エリ、すまない!」


このままやられっぱなしなのは癪だから反撃してやるわ!


「アニキ、妹相手にどうしてこんなふうにしてるの?まさか、アタシのこと好きなわけじゃないわよね?」

「妹に変な気持ちになるわけないだろ?!」

「じゃあ、どうしてアタシに覆いかぶさってきたの?」

「倒れこんだだけで、覆いかぶさってないだろ?!」

「ああ、朝からとんでもないものに触っちゃったわ。アタシ、アニキに穢されたのね」

「うっ」


ふふっ、ひどく罪悪感を感じているみたいだわ。


もう一押しね。


「アニキ、責任取ってくれるの?」

「責任って?」

「12歳ならもうわかるでしょう?」

「わわわわわわ、わからないよ!」


すごいっ!最高の表情だわ!


「今日のおやつをアタシによこしなさい」

「え?それでいいの?」

「あらー、何だと思ったのかしら?」


ぼんっ!


「うわあああああっ!!」


真っ赤になったアニキがベッドを飛び出していったわ!


大成功ね!


(もう!そんな責任じゃなくて、婚約してもらえばよかったのに!)


アホの子はスルーしておくわ。


「エリ様、おはようございます」

「モニカおはよう」

「アムのアレに触ったのですね?」

「本当に嫌よね。モニカは大丈夫だった?」

「問題ありませんでした」


それも面白くないわね。


今度早起きしてアニキをモニカの上に転がしてみようかしら?


モニカに覆い被さってもらうのもいいかもしれないわね。


きっともっと面白いアニキの表情が見られるわ!

お読みいただきありがとうございます。

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次回は5月9日土曜日18時更新です。

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