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ノト詠む  作者: 三原ノト (訳 かなみちのに)
6/10

2022年



寅の威を


用いて奪う


干支の座よ



ノト詠む

2022年1月1日





立春や


窓鳴らす風


空遠く。



ノト詠む

2022年2月4日





こたつから


顔だけ出せる


啓蟄よ



ノト詠む

2020年3月5日





舞う桜


数えて眠る


日和かな



ノト詠む

2022年4月9日





焼いた鰆に


手を伸ばし


追い出され



ノト詠む

2022年5月6日





昼寝しすぎたのはゲシの仕業なり



ノト詠む



いつもより お昼寝長し 夏至(なついたり)



ノト詠む

222年6月21日





土蒸せて


カミナリ様と


鬼ごっこ



ノト詠む



うなぎくれ

いいからはやく

それよこせ



ノト食す

2022年7月23日





夏休み


落としたアイスに


アリの列



ノト詠む



おまけ



 馬と牛


キュウリとナスにしかみえん



ノト悩む

2022年8月14日





鈴の音と


いざよいごしの


月見かな



ノト詠む

2022年9月11日





風変わり


秋貪る獣と化す



ノト詠む



おまけ



サーモンよ


おまえはサケか


シャケなのか



ノト食す

2022年10月11日





紫の


空に浮く


雪待つ月よ



ノト詠む



おまけの一句



(ねこ)の昼寝は勤労ぞ


感謝せよ



ノト詠む

2022年11月23日





冬至り


昼寝転がり


夜来たり



ノト詠む



おまけの一句



とうなすの煮付け頬張る冬至かな



ノト詠む

2022年12月22日


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― 新着の感想 ―
[良い点] (十月の句、十一月の句への感想です) 風変わり、というのに納得。 段々に冬のにおいが混じってくるんですよね。 むさぼっていたのはサンマとおもいきや、しゃけだったのですね。 サケなのか、シャ…
[良い点] 八月の句と、八月おまけの句、九月の句。 三つそれぞれに温度差を感じておもしろいです。 延々続くアリの列のつらなりに照り付ける日差しを感じ…… お彼岸セットがどうやってもキュウリとナスにしか…
[良い点] (七月分の感想です) 土蒸して、という季語を初めて知りました。 たしかに、土も蒸さるこの季節…… 鬼ごっこしているカミナリさまは空の雷様なのか、それともウナギを強奪された人間なのか^^ 当…
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