表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/117

『1』選択した先の何か

「ちょっと、待てよ。俺が、ひーたんを見捨てるってのか?」


『なら、逆に。貴方を必要として自分を精一杯殺して、貴方と居たい彼女たちを全員、見捨てるという事、ですよね?』



モノから、今までに感じたことのない意志のような物が感じられる。それ程に俺に真っ直ぐとぶつけてきているかのようだった。



「俺がみんなを見捨てられる訳ないだろ!?

彼女たちが俺を必要としてるんじゃない、もう違う。俺が、みんなを必要としてるんだ。

今更、切れるかよ、俺にとっての生きる、希望や目的をっ!!」


『なら、答えは、一つでは?

選択して下さい。それで、貴方と攻略対象達のエンディングが決まります』



手紙をもう一回、読み返して溢れ出る涙を何回も何回も、枯れ果てるまで泣いてから前を見る。

ごめん、ひーたん。

俺はみんなを幸せにするよ。ひーたんに言われた通り。



君は、それで幸せ、なんだろう?



俺は、選んだ。

『ひーたんを忘れて生きて行く』事を。



ごめん、そしてありがとう。

俺は幸せになるね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ