dailyLife2
~学校~
先生「お前ら~今何時だと思ってる!!もう11時だぞ何してたんだ!」
瀬田「いや~、ちょっと困っているおばあさんを助けようとしたらそのおばあさんがおじいさんで・・・」
先生「何だその言い訳は、嘘をつくならもっとましな嘘をつけ!」
瀬田「へ~い」
先生「ほらさっさと席に着け授業が始まる」
今日は先生の機嫌がよくてたすかった。いつもなら、授業が1時間潰れるぐらいの勢いで怒られるのに・・・
僕と瀬田が息をつきながら席に座ると、話しかけてくる子がいる、園原だ。ちなみに、園原との席は、僕は園原の横、瀬田は園原の前にいる。
園原「よっ、お二人さん、どうしたんだい今日は、やけに遅かったじゃん。なんかあったの?」
瀬田「うるせー、お前の知ったこっちゃねーだろ。」
僕「僕が、ヤクザに絡まれたところを瀬田が助けてくれたんだ。」
園原「おぉ~、やるねぇ~、瀬田~」
瀬田「そうでもねぇよ、あいつヤクザの中でも下のやつだろうし、全然強くなかったし。」
園原「言うね~、瀬田、でも気をつけなよ、ヤクザにケンカ売ったのは怖いが、この町にはヤクザよりも怖いのがいるからね~」
僕「例えばどんな?」
園原「ほら、この前、隕石がこの町に落ちたでしょ、あの隕石がね実は、エイリアンだったっていうのよ。」
僕「エイリアン~?」
瀬田「・・・ばかばかしい」
園原「だから、あんたたちも気を付けなよ~、エイリアンに食べられちゃうかもしれないよ~」
そう言うと、園原は、エイリアンの食べるものまねをした。
僕「やめろよ~」
園原 瀬田「ぷっ、あはははははははは」
僕「なんだよー、もー」
先生「こらっ、お前らうるさいぞ。しずかにしろ」
園原 瀬田 僕「は~い」
チャイムが鳴り、授業が終わった。次は体育だ。今日はバスケだそうだ。いやだな。
適当に流そう。
ホイッスルが鳴り、試合が始まった。なるべく目立たないように動こう。
もちろん僕はフリーだ、それをチャンスだと思ったのか、メンバーの一人がボールを渡してきた。
おいおい冗談だろ・・
生徒A「いけっ、夏佐野シュートだ!!」
勘弁してくれなんで僕なんだ運動が苦手なの知ってるだろ・・・そう思いつつもぼくはゴールに向かってシュートした。
ボールはきれいな円を描きゴールに吸い込まれていき、そして・・・
外れた。そして鳴るホイッスル
生徒A「なにやってんだよー。夏佐野ー。ふざけんなよ、あ~あ、お前に渡さなきゃよかった。」
文句を言うなら、なぜ僕に渡した。
僕「あはは・・・ごめん」
~放課後~
僕「はぁ~~」
瀬田「今日は散々だったなwww遅刻するは、シュートはずすは、掃除でバケツがひっくりかえるは」
僕「やめてくれよ、忘れたい記憶だwww」
僕「・・・瀬田はいいよな・・・。」
瀬田「何が?」
僕「だって、頭いいし、運動神経いいし、今日の朝だって・・・」
瀬田「・・・なぁ~にいってんだちみは。」
瀬田「俺は頭良くなんかないし、運動だって人よりちょっといいだけだし、それに今日の朝のやつは別もんだ。」
僕「どういうこと?」
瀬田「これだよ。」
そう言うと瀬田は、白衣の袖をまくりうでを見せて来た。
瀬田の腕には奇妙な腕輪がしてあった。
僕たちはこのときから奇妙な運命の歯車のひとつになった。