dailyLife1
[ドン!!]
鈍い音と共に僕は地面に倒れた。
僕「イッタ〜、あっ、すいません大丈夫ですか?」
相手が無事か確認しようと僕は顔を上げた。しかし、相手の顔を見た瞬間その心配は無用だと分かった。むしろ自分の方がやばかった。なぜかって?だって前に立っているのは、ここら辺で有名なヤクザだったからさ. . . !!
ヤグザ『てめぇ…見たな』
??なんのことか分からない。??
僕「な、何も見てません!!」
するとヤクザは僕の襟首を掴んで詰め寄った。
ヤグザ『嘘をつくな、』
凄みのある声、チビリそうだ。
僕「本当に見てません!!!」
僕は必死に弁解した。だって、本当に見てないんだから。だが、ヤクザは納得していない。
ん?ヤクザが何かポケットから出した。
!?銃だ!
嘘だろ!マジで?ヤバイ!殺される!!
ヤグザ『悪いがここにいる時点で、駄目だ。死んでくれ。』
ヤクザが引き金に手をかけた…あぁ、僕死ぬのか、短い人生だったな…走馬灯が頭のなかを走っていた。
パラパラ…ん?上から何かが
僕とヤクザは上を見上げた。降ってきたのは、白い白衣を着た青年だった。
ズドン!!
青年は、着地するやいなやヤクザに飛びかかった。
右ストレート、左手で髪を掴んで膝蹴り、怯んだ隙にアッパーカット、一発KOだった。伸びたヤクザを縛り、青年は
僕に向かってきた。
?(よう、夏佐野、無事か?)
僕「. . .瀬田か、助けてくれてありがとう。」
瀬田(いいってことよ、親友がおそわれてたら誰だって助けるだろ。)
こいつは瀬田篤史、昔からの幼なじみだ。僕の親とこいつの親が一緒の職場で、いつも遊んでいた。こいつは僕なんかと違って、天才でスポーツマン、しかもケンカがめっぽう強い。いじめらっ子だった僕はいつもこいつに助けられていた。
瀬田(しっかし、なんでこんなとこ歩いてんだ。危ないだろ。)
僕「なんでって、遅刻しそうだったから近道しようと…」
瀬田(おぉ、お前もか、実はおれもなんだy…)
瀬田 僕「(!!!)」
瀬田 僕「(やばい!遅刻だああああ!!!」)
僕達はパイロットも真っ青なスピードで学校へ向かった。