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運動音痴のオタク女子と脳筋体育教師は最狂クソゲーをスポーツで攻略する⭐︎  作者: ねず ただひま
第一章

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ピコピコ音からはじまるクソゲー転送⭐︎6

◇ぷれいやー1 キラリ おんな 16さい 

そうび

ふく:いもじゃーじ

ぶき:すで

どうぐ:すまほ べんとう


◇ぷれいやー2 ヨシオ おとこ 30さい

そうび

ふく:はでなじゃーじ

ぶき:きんにく

どうぐ:ぷろていんばー

 私が通う学校の裏山には小さい山、白堂山がある。

頂上には合掌造り風の屋根の資料館が佇んでいる。

夜になるとライトアップされるこの建築物は、この街のランドマーク的な存在だ。

山の中腹にある多目的広場のすぐ近くには、この山中で弥生時代の土器などの遺物が発見された時の記念にと、当時の人々の暮らしを再現した竪穴式住居が作られているそうだ。

本日この山と、その周辺を巡るオリエンテーリングは、山の付近をひと廻りしたのち、山の中腹まで登り、多目的広場での昼食の予定となっていた。


 私はクラスメイト達からかなり遅れて広場に繋がる登り道を歩いている。

この様に遅れている生徒には、当然引率者である教師が必ず付いてしまう。

 

「明星!やはり君は、どこでもいいから運動部に入って体力をつけるべきだなぁ!その恵まれた長身に体幹がしっかり備われば、こんな風に皆に遅れを取ることはないんだぞぉ!」

ニコニコと横を並んで歩く吉岡先生に、湧き上がる怒りを押し殺しながらか下を向いて「はぁ……」とだけ返事をした。


 てゆーか息上がってんだから話かけんなよ、と。

デカい声で生徒の身体的コンプレックスに触れるなんてデリカシーなさすぎだろ!と、言える勇気は今のところ持ち合わせていない。

 

 息も絶え絶えで私が広場に着いた頃、先に到着していたクラスメイト達はお昼を食べている最中だった。

ゆっくり深呼吸して呼吸を整えていると、汗だくの私に気づいた守田さんが、1番に声を掛けくれた。

 

「明星さん、お疲れ様!大丈夫だった?」

こんな風に話しかけられるだけでも心が軽くなる

「だ、大丈夫…はぁ、ちょっと疲れただけだから…」

「あれ?吉岡先生は一緒じゃなかったの?」

守田さんに言われて気がついた、さっきまで隣で歩きながら……

筋肉は裏切らない!

とか、膝を痛めない正しいスクワットの姿勢!

とか、胸筋と三角筋を美しく見せるポージング!

とか、筋肉が発達すると虫垂炎にならない!

とか、鍛えた体で深呼吸すると酸素が3倍美味しい!

とか…

それ絶対嘘だろって知識も交えたどうでもいい話を延々と述べてたハズなのに。

まぁ、居ないならそれは好都合である。

 

「わ、私ちょっとトイレ行ってくるね」

そう守田さんに告げ、トイレを口実にスマホを触る為、そそくさとその場を後にした。

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