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運動音痴のオタク女子と脳筋体育教師は最狂クソゲーをスポーツで攻略する⭐︎  作者: ねず ただひま
第一章

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ピコピコ音からはじまるクソゲー転送⭐︎4

◇ぷれいやー1 キラリ おんな 16さい

 

そうび

ふく:かわいいせいふく

ぶき:すで

どうぐ:すまほ べんとう

 今日に限ってバスは満員、結局ログインできないまま学校に到着してしまった。

可愛いらしい制服に身を包んだ同校の生徒たちに紛れて校門をくぐり、教室に着くとドアをゆっくり開ける。

 

「お、おはよぅ……」口パク挨拶をしながら教室に入る。

背中を丸めながら、目立たぬように早歩きで自分の席へ向かって着席。

 

「おはよう、明星さん」

 

 隣の席の女子、守田さんが爽やかな挨拶をくれた

 

「お、おはよう守田さん……」

0.01秒だけ視線を合わせて挨拶を返した。

守田さんは入学初日から気さくに話しかけてくれる。

私だけじゃなく、男女問わず誰にでもだ。

それに笑顔が多く、話し方も嫌味なく可愛らしい、艶やかなショートヘアと、可愛いと評される制服がよく似合っている。


 こーゆー子がモテるんだろうなぁ……ほら、男子達が守田さんを意識してるのがわかるよ。

あそこの彼なんか坊主頭くせに前髪を触って気にしてる!


 入学四日目、クラス内のヒエラルキーがその輪郭を朧げに形成しようとする中で、彼女はいずれその頂点に存在するだろうと私は確信する。

守田さんと話していると気づく事がある。

一見、会話が弾んでいると錯覚してしまうが、私はただ守田さんが聞いてきたことに単調に返しているだけであるという事に。

それで自分は人とおしゃべりが上手くなったと錯覚してしまうのが怖い。

コミュ力オバケ、守田さん、恐ろしい子……

 

「そうそう、明星さんは部活は何部に入るの?背、大きいからバスケ部?バレー部?」

ふいに飛んできた言葉のパンチに思わず仰け反った。

「あぁ、いやぁ〜私、運動は、ちょっ、ちょっと苦手で、しゅ、手芸部に入ろうかなって……」

「へぇ〜そぉなんだ、手芸部良いよね」

彼女は私が長身を活かして運動部に入る姿を想像していたのか……

なんだろう?がっかりさせてしまったのか?守田さんが求めている返答と違うのか?

「あはは……」と愛想笑いしながら返すのが精一杯だった。

 

『明星!君は運動部に入れ!その恵まれた体、当校で是非活かしてほしい!』

 

 ふと入学初日に、ある『アホ』から言われたデリカシーの無い言葉を思い出した


「あ、先生来たよ」

守田さんが教室の前に顔を向ける。

 

「おーはーよーぉぉぉ!ございまぁァァァァす!!」


 黒板前の教卓に出席名簿をバシンと置いて、そのアホが元気よく、不快になるほど馬鹿でかい声で挨拶を炸裂させていた。

 

我らの担任、吉岡好雄である

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