大吊り橋の決戦⭐︎4
◇ぷれいやー1 キラリ おんな 16さい
そうび
ふく:いもじゃーじ
ぶき:すで
どうぐ:しんだすまほ かいふくやく
◇ぷれいやー2 ヨシオ おとこ 30さい
そうび
ふく:はでなじゃーじ
ぶき:きんにく
どうぐ:たくさんのしょくりょう ねぶくろ×4
◇ぷれいやー3 ハヤミ おんな 17さい
そうび
ふく:かわのふく ふくろうのねっくれす
ぶき:まどうしのつえ
どうぐ:たべもの かいふくやく
ズンチャカズンチャカ♪
『ロドリゲス丸川の!異世界転生チャンネルぅ!』
テテレテーテテッ♪
みなさんごきげんよう!異世界転生系ムーチューバー、ロドリゲス丸川だ!また会ったな!元気だったか?!
今回はお前らに俺が異世界で出会った遊びの数々を教えてやるぜ!
まずは、『火球合戦!』これは火炎系の魔法で手のひらに火球をつくって投げ合う遊びだ!つまり、雪合戦の逆だと考えればいい!周りに燃えやすい物が無い場所で遊べ!あらかじめ水系の魔法が得意なお友達を呼んでおけ!
次!『ギリギリ浮遊』だ!これは高い所から飛び降りて、地面に激突する寸前で浮遊系の魔法を発動させるんだ!根性が試される遊びだぜ!あらかじめ治癒魔法が使えるお友達を呼んでおけ!
どうだ?異世界は恐ろしい遊びばかりだろう?俺も何度も死にかけたぜ……これでは命がいくつあっても足りなくなるから、俺が奴らに、安全な日本の遊びを色々教えてやったぜ!そうしたらめっちゃ喜んでくれた!
いいかお前ら!危険を回避する知恵と経験だけは積んでおけよ!思わぬ所に生きるヒントはあるからな!
じゃあ次回までアデュー!⭐︎
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ゴニョゴニョ……
私はハヤミと吉岡先生に希望的観測も含めた意見を伝えた。もちろん久遠先生にもこの話はつたわっている。
「し、正気なの?キラリ」
ハヤミは青ざめた顔で不安げに私に訊いた。
私はハヤミの両手を握って、ちゃんと目を見て答える。
「もし嫌ならハヤミだけでも逃げていいから」
本心から出た言葉だ……
これには、友達を危険に晒したく無い気持ちと、さっきまでハヤミの事を疑っていた後ろめたさもあるからだ。
ハヤミは一度視線を落としたが、私の手を強く握り返しこう言った。
「この状況で、ふたりを残して私だけ逃げるなんてできないよ」
覚悟を決めた顔になったハヤミを見て、私は頷いた。
「つまり、さっきのあの子の言葉『魔王にあそんでこいっていわれたから来た』は、言葉どおりの意味だった。という、訳か……」
吉岡先生にしては珍しく理解が早い。寒すぎて、丁度いい塩梅で脳に皺がうまれたのか?
いつもこうあってくれ!
『それで明星さん、どうやってアミィをまんぞくさせるの?』
「それは、ですね……」
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《しっぽとりゲーム》
プレイヤーは腰の後ろに紙や紐をぶら下げて、それを他のプレイヤーと奪い合う単純明快な遊びである。
ちなみに小学校低学年の体育の授業で、この遊びを取り入れている地方もあるそうだ。大人でもわりと熱くなれるぞ⭐︎
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「これでいいの?」
アミィはちゃんと私の説明を聞いて準備をしてくれた。随分と物分かりがいいのはやはり子どもだからなのか。
私達四人はズボンの後ろに尻尾のように長い葉を括り付けた。引っぱれば簡単に取れようになっている。
これは個人戦。完全バトルロワイヤルだ。勝てば何かあるわけでわないが、アミィに触れられずに遊び続けて満足させるしかない。
私達はお互いを見合う形になって、吉岡先生のスタートの合図を待った。
「では、しっぽとりゲーム!開始ッ!」
別作品執筆中のため、暫く投稿止まります。




