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運動音痴のオタク女子と脳筋体育教師は最狂クソゲーをスポーツで攻略する⭐︎  作者: ねず ただひま
第三章

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大吊り橋の決戦⭐︎2

◇ぷれいやー1 キラリ おんな 16さい 

そうび

ふく:いもじゃーじ

ぶき:すで

どうぐ:しんだすまほ かいふくやく


◇ぷれいやー2 ヨシオ おとこ 30さい

そうび

ふく:はでなじゃーじ

ぶき:きんにく

どうぐ:たくさんのしょくりょう ねぶくろ×4


◇ぷれいやー3 ハヤミ おんな 17さい

そうび

ふく:かわのふく ふくろうのねっくれす

ぶき:まどうしのつえ

どうぐ:たべもの かいふくやく


◇ぷれいやー4 みげる

そうび

ふく:ゆうしゃのそうび

ぶき:せいけん

どうぐ:ぽーしょん かいふくやく


なんでここに四天王がっ!?


と思う前に、恐怖や驚きとは違う感情が先に湧いてしまった。



「か、か、か、………可愛い」

 

結氷けっぴょうの魔女、アミィ。

見た目の年齢は六、七才の女の子。オーバーサイズの防寒着を着ている。半眼ジト目の可愛いらしい少女だった。


私の記憶では、アミィは某アメコミのワ◯ダーウーマン風の強そうなイラストだったぞ!こんなの詐欺だろ!


「き、君は……今何時だと思っているんだい?早くお家に帰りなさい!パパとママが心配しているよ!」

あぁ、またこの先生は状況を理解していない……


「久遠先生!この子は間違いなくアミィなんですか!?」


『ミゲルを捕まえて!!』

私の問いに答えず、久遠先生が叫んだ。


「ミゲル!?」

私達は慌てて周りを見渡すが、ミゲルの姿が何処にもなかった。


やられた!やっぱりアイツだ!アイツがスパイだったんだ!きっとここにアミィを呼び寄せたんだ!


アミィは橋の上をゆっくりと歩いて私達に近づいてくる。


ミゲル不在のこのパーティは、ハヤミの魔法以外、戦闘手段を持っていない。なんでもいいから戦わずに切り抜ける方法を探すんだ!交渉を持ちかけてもいいから!


ハヤミが震える手で杖を構え、先生は何故かラジオ体操の動きをしている。


動いてないと寒いなら上着を着ろッ!


「わ、私たちに何の用でぇすか?たたたただ橋を渡ってただけですよぉ」

声がうわずってしまっている。


「魔王様が、おまえたちと()()()()()()って言ってたから…きた」


表情ひとつかえずに恐ろしい事を!この子は私達をいたぶって殺すつもりだ!


「なにしてあそぼっか?」

アミィの目からは光を感じられない。

嫌すぎる!怖い!


「そうだ、おにごっこしよう」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

        おにごっこ


オニはオニじゃない人をおいかけてタッチする。タッチされた人はオニになる。これをずっと繰り返す。


チャイムが鳴るまで、あきるまで、誰かが泣くまで…


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


そんな誰でも知ってる遊びの解説はいらん!


「アミィがオニね。アミィにタッチされた人は凍るから……」

アミィが腕を下から上に振ると、凍てつく風が橋の上を駆け抜ける。強烈な冷気を帯びた風に、私は目を閉じてしまった。


「明星!しゃがめ!」


先生の声で目を開くと眼前にアミィが迫ってきていた。風にでも乗って飛んできたのか?


私は「ひぃぃぃーーーー!」と情けない声をあげ、頭を抱えてその場に屈んで、アミィのタッチを運良くかわせた。


「やるじゃん…」

私を飛び越えたアミィは、ターゲットをハヤミに切り替えた。


「ハヤミ!逃げて!」


障壁魔法パデル!」


ハヤミの前に半透明の、石の塊が斑らのように敷き詰められた壁が現れた。


アミィの手がその壁に触れた瞬間、壁はピキパキッと音を立てて凍った。


アミィに触られたら、あのミノタウロスみたいにな氷像になってしまうのか!


「たのしくなってきた…」

そう呟くアミィの顔に笑みは無い。

 


side q


ドット絵のゲーム画面を凝視して瞳を左右に忙しく動かす。ミゲルが吉岡先生達からドンドン離れているのがわかる。


マズイ!マズイ!マズイ!

想定外のことが同時に起こってパニックになってしまっている。


早く攻略サイトでアミィの弱点を探さないといけない。


姿形が公式イラストとかけ離れているアミィの情報は正確なのか不審に思う間も無く、私はPCでサイトを開いた。

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