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運動音痴のオタク女子と脳筋体育教師は最狂クソゲーをスポーツで攻略する⭐︎  作者: ねず ただひま
第三章

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大吊り橋の決戦⭐︎

◇ぷれいやー1 キラリ おんな 16さい 

そうび

ふく:いもじゃーじ

ぶき:すで

どうぐ:しんだすまほ かいふくやく


◇ぷれいやー2 ヨシオ おとこ 30さい

そうび

ふく:はでなじゃーじ

ぶき:きんにく

どうぐ:たくさんのしょくりょう ねぶくろ×4


◇ぷれいやー3 ハヤミ おんな 17さい

そうび

ふく:かわのふく ふくろうのねっくれす

ぶき:まどうしのつえ

どうぐ:たべもの かいふくやく


◇ぷれいやー4 みげる

そうび

ふく:ゆうしゃのそうび

ぶき:せいけん

どうぐ:ぽーしょん かいふくやく


ミノタウロスが眠りにつく予定の時間、深夜二時を迎えた。

私達はすでに野営を片して、大吊り橋まで戻ってきている。


日中と同じ場所にある茂みの中から吊り橋を見るが、ミノタウロスの姿は見えない。久遠先生が教えてくれた通りだ。

でも、それにしても……


「さっっぶいな…」

「夜中だからでしょうか?寒い……」

ハヤミとミゲルが自分の両腕をさすりながら震えている。


たしかに異常なまでの冷気を感じる。吐息が白くなっているのが分かる。


「軟弱だぞ君達!僕のように筋肉をまとっていれば寒くないんだぞ!では今から体を温める為に走ろうじゃないか!ゴールは吊り橋の向こう!さぁ行こう!」

タンクトップ姿の吉岡先生は突然ストレッチをはじめた。

……あんたも鳥肌立ってるじゃんか。


吉岡先生が走って大吊り橋に向かった。

もう!勝手な真似を!


「おいヨシオ!仕切るな!リーダーは俺だぞ!」

次いでミゲルも走り出す。


「ちょっと、待ってよ!ほら、キラリも行こう」

ハヤミは私に手を差し出してくれた。その手を掴もうとしたけど、さっき久遠先生から言われた言葉が脳裏をよぎって躊躇してしまった。

「どしたの?キラリ」


「あ、ううん。なんでもない」

私はハヤミの手を握った。……温かい

この子がスパイだとは思えない。絶対違うと自分に言い聞かせて、私はハヤミと一緒に走り出した。


揺れる吊り橋の上を走っていると、先頭を走っていた先生とミゲルが立ちとまっていた。


「ど、どうしたんですか?」

私が先生に声を掛けると、先生は橋の向こう側を指差した。

「見ろ、あれを」


吊り橋の終わりを凝視して見ると黒く巨大なシルエットがぼんやり浮かんでいる。見覚えのある形…あれは!


「ミノタウロスだ!」


橋の反対側に移動したのか!?でも、様子がおかしい…ミノタウロスは動く気配がない。


私達は息を殺してゆっくり橋を渡り、ミノタウロスに近づく……辺りを冷たい空気が支配している。さっきより一段と気温が下がっている気がする。


橋の出口で仁王立ちしているミノタウロスを見て私は驚嘆した。


「こ、こ、凍ってる!?」


ミノタウロスは全身が氷で覆われて冷気を放っていた。


「これは一体…どういうコトなの?」

ハヤミがミノタウロスに近づき、触れる。

「魔力を感じる!誰かがミノタウロスを凍らせたんだわ!」

ハヤミがそう叫んだ瞬間、脳内に電子音が鳴った。久遠先生からの通信だ。


『みんな引き返してッ!』

久遠先生の取り乱した声に反応して、私と吉岡先生は顔を見合わせる。


『早くッ!迫ってきてる!逃げて!』

私は天の声が聞こえないハヤミの腕を掴むと、踵を返して元居た吊り橋の入り口までもどろうとしたその時、橋の上にいつのまにか目の前には巨大な氷の像が出来上がっていた。


「な、なによコレ?」

私達の退路を塞ぐ氷像は魔女のような風体をしている。見覚えのある姿だ。

私は寒さからか、はたまた込み上がる恐怖のせいか、全身が震えていた。


これは……攻略サイトに記載されていたキャラクター!見るものを魅了するプロポーションと美貌の持ち主。淫靡で妖艶ないでたち、魔王軍四天王のひとり!


結氷(けっぴょう)の魔女!』


アミィだ!!!


目の前の氷像にヒビが入ると、その場で激しく砕け散った。

吉岡先生は飛んでくる氷の塊から私達を、身を挺して守ってくれた。


月光に照らされてキラキラと輝き、空中を舞う氷の粒の向こうに人影が見える。


いや、ちょっと待て!あのイラストと全然風体が違う!


かなり……小さい……




私達の目の前に立ちはだかった魔女、アミィはロリっ子だった。

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