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運動音痴のオタク女子と脳筋体育教師は最狂クソゲーをスポーツで攻略する⭐︎  作者: ねず ただひま
第三章

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38/43

ニノ村たつ時、キラリ⭐︎

◇ぷれいやー1 キラリ おんな 16さい 

そうび

ふく:いもじゃーじ

ぶき:すで

どうぐ:しんだすまほ かいふくやく


◇ぷれいやー2 ヨシオ おとこ 30さい

そうび

ふく:はでなじゃーじ

ぶき:きんにく

どうぐ:たくさんのしょくりょう ねぶくろ×4


◇ぷれいやー3 ハヤミ おんな 17さい

そうび

ふく:かわのふく ふくろうのねっくれす

ぶき:まどうしのつえ

どうぐ:たべもの かいふくやく


◇ぷれいやー4 みげる

そうび

ふく:ゆうしゃのそうび

ぶき:せいけん

どうぐ:ぽーしょん かいふくやく

「んだよぉまえら、ニヤニヤしやがって…気味が悪りぃぜ」

「い、いや、別に……」


 私達は今、宿屋の食堂で朝食をいただいている。三日酔いに突入したミゲルに、昨晩の件を聞かれたけど詳しく教えてやるつもりはない。

 

 私は、魔力が底を尽いて未だ体に力が入らないハヤミの口へ、小さくちぎったパンを運んであげる。


「一晩寝てもあんまり魔力がもどらない〜」


ハヤミはかなり落ち込んでいる。

自分の魔力の少なさと技量の無さになげいているのだ。


「ゆで卵を後5個下さい!」

吉岡先生は宿屋の主人に食事の注文をしている。朝から元気だなコイツは。


「飯食ったらすぐここをでるからな〜俺は準備できてるから先に村の外でまってるぞ」

そう言うとミゲルは食器も下げずに食堂から出で行った。


 ごちそうさまでしたも言えないのかアイツは


「ごちそうッさまっでしたッッ!!」

ごちそうさまがデカいんだよアンタは!


「ごちそうさまでした…」

ちゃんと言えてえらいねハヤミ。


私もしっかりごちそうさまを言った。(小声だから聞こえてないかもしれないが……)


宿を出で、あらかじめ注文しておいた旅の必需品を道具屋で受け取り、村の出口へと歩いていくと、ササと母親とおばさんの三人が私達を待っていてくれていた。


「先生!ありがとう、またこの村にきてね!」

「皆さん、わたしたちのためにありがとうございました」

「ササ君!しっかりお母様守ってあげるんだぞ!」

笑顔の親子からお礼を言われて私達の心はとても晴れやかになった。


「アンタたちありがとうね。またいつでも店にきなよ。それとコレ、途中で食べな」

おばさんは私達にお弁当を持たせてくれた。


 ありがてぇ…いいことするとちゃんと自分に返ってくるんだなぁ……いい世界だよ、ここは。


「ありがとう、おばさん。また海鮮パエリアと芋スイーツ食べにくるからね」ハヤミがお弁当を受け取る


「それと、勇者のあんちゃんに伝えてくれるかい?」

「ミゲルさんに?」

「あのあんちゃん、妹を探してるそうじゃないか。村中で聴き込みをしてたんだって?

後から思い出したウチの酒場の子がね、妹に似た特徴の女の子を王都で見たって」


ミゲルに妹が?アイツの旅の目的はそれか……


私達は三人に見送られ、ニノ村を後にした。

ササは姿が見えなくなるまでずっと手を振ってくれていた。


ニノ村を出で暫く進むと河口に辿り着く。ミゲルはそこの岩場に頭を抱えて腰かけて待っていた。


「ミゲル君!大丈夫かいッ!」

「うるせーよ、頭に響く声出すんじゃねー……」

先生の大きな声は三日酔いのミゲルには堪えるのだろう。


いいぞ先生、もっとやれ。


「俺達は今からこの川を登って渓谷の大吊り橋を目指す、しっかりついてこいよテメーら」

ミゲルが指をさした向こうの空はどんよりとした灰色の雲がひろがっていた。

私は何か良くないことが起こりそうな予感がしている。



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