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運動音痴のオタク女子と脳筋体育教師は最狂クソゲーをスポーツで攻略する⭐︎  作者: ねず ただひま
第三章

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海と夕日と青い花、キラリ⭐︎6

◇ぷれいやー1 キラリ おんな 16さい 

そうび

ふく:いもじゃーじ

ぶき:すで

どうぐ:しんだすまほ


◇ぷれいやー2 ヨシオ おとこ 30さい

そうび

ふく:はでなじゃーじ

ぶき:きんにく

どうぐ:ーーー


◇ぷれいやー3 ハヤミ おんな 17さい

そうび

ふく:かわのふく ふくろうのねっくれす

ぶき:まどうしのつえ

どうぐ:やくそう

 森の中で木から数枚の円盤を作り出した私達は、浜辺で円盤投擲の練習を始めた。

最初にオーバーハンドスローを教えたおかげでササはみるみるうちに円盤投げのコツを掴んでいった。

 本物の競技とは違ってサークルの中で回転する必要はなく、軽く助走を付けてから体の横から投げられた円盤は揚力と海側から吹く風で高く飛んだ。

ハクボザキの木の高さはおよそ十メートル、その高さにまで充分に届く。

 

 あとは安定して飛ぶ円盤の選定だ。

「使えそうな円盤は11枚。全体の1/3に減ってしまったが、まぁ充分な数だろう」

先生は円盤を手に取り、様々な角度から見る。

「投げる練習もいっぱいやったし、あとは本番だね!頑張ってね!」ハヤミはササにエールを送る。

「うん、ありがとう」

そう返事をするササは自分の右肘の裏を反対の手の親指で揉んでいる。

「大丈夫?痛めたの?」

「平気だよ」

ササはそう答えるが、苦い顔をしている。

「無理をしてはいけない。今日はもう休め。僕たちが協力できるのはここまでだ。最後まで見届けてあげたいが、僕らは先を急がなければならないんだ」

「今日やるよ……」

「無理はダメよ。ハクボザキは明日も咲くんでしょ?今日はもう……」

「絶対に今日取る!」

ササは語気を荒げた。

私達は静かにササを見つめる。

「三人にも見せたいんだ!俺が先生から教わった技術でハクボザキを取るところを!」

ササの決意を聞いた先生はササの肩にそっと手を置いた。

「わかった。君の決断を尊重するよ。夕日が沈むまでまでにはまだ時間はある。それまで休んでいなさい」

ササは力強く頷いた。


 西の空を見ると、水平線と太陽の距離はまだ遠い。

ハヤミが持っていた薬草をすり潰してササの右肘の内側に塗布して包帯で固める。

「気休めかもしれないけど、少しは痛みが和らぐと思うよ」

先生は、炎症を起こしているかもしれないササの肩に海水で濡らした布を巻いた。


 ササは水を一口飲んでから砂浜の上で横になってハクボザキの木を見上げる。

「俺は絶対に花を取る、そして父ちゃんに並ぶ男になるんだ……」

そう呟いて目をとじた。




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